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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 IDOM、クリレスHD、アララ (14日大引け後 発表分)

IDOM <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 IDOM <7599>   ★3-5月期(1Q)想定以上に好調で通期最高益予想を上乗せ
 ◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は49.1億円の黒字(前年同期は5.5億円の赤字)に浮上して着地。中古車市場の回復や広告効果を背景に、国内の大型店を中心に小売り台数が想定以上に増加したことが寄与。豪州子会社で新車販売が好調だったことに加え、円安進行による採算改善も大幅増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の114億円→139億円に21.9%上方修正。増益率が18.2%増→44.2%増に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 JESCO <1434> [東証2]  ★今期経常を一転49%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の3億5000万円→5億8000万円に65.7%上方修正。従来の10.3%減益予想から一転して48.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。投資抑制や新型コロナによる工事中断・延期の影響でアセアンEPC事業の利益が減少するものの、国内事業における太陽光発電設備工事と移動体通信システム関連工事の採算改善で吸収する。また、営業外収益約1億円を計上することも利益を押し上げる。

 クリレスHD <3387>   ★今期税引き前を25%上方修正
 ◆22年2月期の連結税引き前損益を従来予想の40億円の黒字→50億円の黒字(前期は150億円の赤字)に25.0%上方修正。緊急事態宣言の発令による店舗の時間短縮や休業などの影響が大きく、売上高は計画を下回るものの、経営体制の強化に加え、自治体からの協力金が増加することで利益は上向く。

 アララ <4015> [東証M]  ★今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億4600万円→2億9000万円に17.9%上方修正。増益率が73.2%増→2.0倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。在宅勤務やオンライン商談の推進などで販管費が想定を下回ることが利益を押し上げる。

 リソー教育 <4714>   ★今期経常を12%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の25億円→28億円に12.0%上方修正。増益率が2.1倍→2.3倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3月から積極的な新校展開を再開し、第1四半期末である5月末の生徒数が前年同月比で22%増加、コロナ禍前の19年5月と比較しても9.9%増加しており、その後も好調に推移していることが要因。

 不二越 <6474>   ★今期経常を94%上方修正、配当も20円増額
 ◆21年11月期上期(20年12月-21年5月)の連結経常利益は前年同期比4.1倍の65億円に急拡大し、従来予想の28億円を上回って着地。自動車や建設機械分野を中心に需要が回復し、部品事業が2ケタ増収を達成したことが寄与。合理化・内製化による生産性の向上や業務の効率化なども利益拡大に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の68億円→132億円に94.1%上方修正。増益率が23.5%増→2.4倍に拡大する見通しとなった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→100円(前期は50円)に増額修正した。

 古野電 <6814>   ★3-5月期(1Q)経常は706倍増益で着地
 ◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比706倍の14.1億円に急拡大して着地。主力の舶用事業で北米のプレジャーボート向け機器が引き続き好調だったほか、欧州で商船や漁業向け機器の販売が大きく伸びた。ハンディターミナルのリプレース向けの伸長や無線LANアクセスポイントのGIGAスクール構想向け販売に加え、為替差損益が好転したことも収益回復に貢献した。
  上期計画の15億円に対する進捗率は94.1%に達しており、業績上振れが期待される。

 SKジャパン <7608>   ★3-5月期(1Q)経常は5.2倍増益で着地
 ◆22年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比5.2倍の1.1億円に急拡大して着地。キャラクターエンタテインメント事業で人気お菓子キャラクター「たべっ子どうぶつ」の別注案件が主要取引先で増加したことが寄与。キャラクター・ファンシー事業でオリジナル商品の売上構成比率が上昇し、採算が改善したことも大幅増益に貢献した。
  第1四半期実績だけで、通期計画の3億円に対する進捗率は38.0%に達しており、業績上振れが期待される。

 三光合成 <7888>   ★前期経常が上振れ着地・今期は28%増益、3円増配へ
 ◆21年5月期の連結経常利益は前の期比11倍の21億円に急拡大し、従来予想の15億円を上回って着地。続く22年5月期も前期比28.4%増の27億円に伸びる見通しとなった。前期上振れは海外での車両部品や金型の受注増加に加え、経費削減の進展や助成金収入を計上したことが要因。今期は付加価値の高い製品や金型の受注活動を積極化し、2期連続の増収増益を目指す。
  併せて、今期の年間配当は前期比3円増の14円に増配する方針とした。

 関通 <9326> [東証M]  ★上期経常を76%上方修正、株式分割も発表
 ◆22年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.3倍の1.7億円に急拡大して着地。EC・通販物流支援サービスの新規顧客の導入が想定より早期に進んだほか、倉庫管理システム「クラウドトーマス」の新規導入に関連して物流業務の自動化機器を販売したことが寄与。
  併せて、上期(3-8月)の同利益を従来予想の1.6億円→2.9億円に76.2%上方修正。増益率が52.7%増→2.7倍に拡大する見通しとなった。
  同時に、8月末の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表。

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