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【特集】「水素」が5位にランク、究極のクリーンエネルギーとして再脚光<注目テーマ>

千代建 <日足> 「株探」多機能チャートより
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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素」が5位となっている。

 環境省は16日、英ロンドンで7月25・26日に開催された気候変動に関する閣僚会合の結果を取りまとめ公表した。それによると、多くの閣僚が「気候変動の影響を低減するため、1.5度目標(地球温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定が掲げる産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑えるという努力目標)を存続させる必要性」を強調。そのうえですべての締約国に対し、11月上旬に開催予定の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に先立ち、1.5度目標に整合した野心的なNDC(国が決定する貢献)、及び2050年または21世紀半ばまでに温室効果ガスのネットゼロを目指す長期戦略の提出を求めている。

 こうしたなか、脱炭素社会の実現に向けて期待されているのが究極のクリーンエネルギーとされる「水素」で、国内では水素サプライチェーン構築に向けた取り組みが着々と進んでいる。例えば、千代田化工建設<6366>、トヨタ自動車<7203>、住友商事<8053>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>傘下の三井住友銀行、日本総合研究所(東京都品川区)の5社は6日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、「中部圏における海外輸入水素の受入配送事業に関する実現可能性調査」を受託したことを明らかにした。

 また、ENEOSホールディングス<5020>は2日、再生可能エネルギー専門の発電事業者である豪ネオエンと日豪間のCO2フリー水素サプライチェーン構築に向けた協業検討を開始したと発表。丸紅<8002>、岩谷産業<8088>、デロイト トーマツ コンサルティング(東京都千代田区)、日鉄パイプライン&エンジニアリング(東京都品川区)は7月下旬、「関西圏の臨海エリアにおける水素供給モデルに関する調査」を開始すると発表している。

出所:MINKABU PRESS

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