米株
【市況】ダウ平均は小幅安 パウエル講演を受けてＩＴ・ハイテク株に買い＝米国株概況
NY株式30日（NY時間16:20）
ダウ平均 35399.84（-55.96 -0.16%）
S&P500 4528.79（+19.42 +0.43%）
ナスダック 15265.89（+136.39 +0.90%）
CME日経平均先物 27690（大証終比：-50 -0.18%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は小幅安。序盤は下げて始まったものの、直ぐに上げに転じていた。ただ、ダウ平均は上値追いの動きは限定的で、横ばいでの推移が続いた。先週末のパウエルＦＲＢ議長のジャクソンホールでのスピーチを受けて、株式市場には安心感が広がっている。議長は年内の年内の資産購入ペース縮小開始を支持する一方で、そのあとに利上げが続くことについては慎重な姿勢を強調した。あくまで資産購入ペース縮小と利上げを切り離したい意向を示していた。
市場からは好感する声の一方で、ＦＲＢが今後もハト派であり続けるとすれば、市場は景気回復過程で問題が出ると考える可能性も否定できないとの声も聞かれる。ただ、８月の株式市場は季節的に軟調なケースが多いが、ダウ平均は１％上昇している。年末までにさらに上昇するとの強気な予想も少なくない。
議長のスピーチを受けて米国債利回りが低下し、ＩＴ・ハイテク株といった成長株に買いが強まっている。一方、銀行やエネルギー株が下落しているほか、ＥＵが米国からの渡航制限措置を再導入すると伝わり、航空株やクルーズ株が下落。
ダウ採用銘柄ではアップル<AAPL>が最高値を更新したほか、ホームデポ<HD>、マイクロソフト<MSFT>、ウォルマート<WMT>が上昇。一方、アメックス<AXP>、ＪＰモルガン<JPM>、ゴールドマン<GS>が下落。ボーイング<BA>も反落した。
ナスダックは最高値更新。モデルナ<MRNA>は下落したものの、アップルのほか、テスラ<TSLA>、アマゾン<AMZN>など主力のＩＴ・ハイテク株は揃って上昇。
モデルナは日本で同社製の異物混入ワクチンが相次いで発見されているが、使用を見合わせていたワクチンを接種した男性２人が死亡したことが確認された。
アップルの株価は一時１５３．４９ドルまで上昇し、最高値を更新。時価総額も２．５兆ドルを超えた。９月中にもイベントを開催し、そこでアイフォーン１３を発表するとの期待が高まっている。
ロケット打ち上げなど防衛・宇宙事業を手掛けるアストラ・スペース<ASTR>が大幅安。週末にアラスカから打ち上げたロケットが、宇宙軌道に乗せられずに失敗に終わったことが嫌気された。
衛星通信のグローバルスター<GSAT>が急伸。アップルインサーダーとして知られるアナリストが、アップル<AAPL>のアイフォーン１３には衛星通信機能が搭載されるだろうと述べ、同社への思惑が高まった。
中国のゲームメーカーのネットイース（網易）<NTES>がＮＹ市場で下落。中国当局が国内ゲーム業界に対する一連の新たな規制強化策を発表。未成年がオンラインゲームを楽しむことができるのは週３時間までと定めた。
決済プラットホームを手掛けるアファーム<AFRM>が急伸。アマゾン<AMZN>とパートナーシップを結んだことが材料視されている。
決済サービスのペイパル<PYPL>が上昇。同社が株取引のプラットフォームへの参入の可能性を模索していると伝わった。
消費者金融のキャピタル・ワン<COF>が商いを伴って下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。
アストラ・スペース<ASTR> 9.49（-2.18 -18.68%）
グローバルスター<GSAT> 2.35（+0.92 +64.34%）
ネットイース（網易）<NTES> 89.62（-3.14 -3.39%）
アファーム<AFRM> 99.59（+31.69 +46.67%）
モデルナ<MRNA> 370.69（-11.53 -3.02%）
ペイパル<PYPL> 288.47（+10.14 +3.64%）
キャピタル・ワン<COF> 165.19（-10.61 -6.04%）
アルファベット（C）<GOOG> 2909.39（+18.38 +0.64%）
フェイスブック<FB> 380.66（+8.03 +2.15%）
ネットフリックス<NFLX> 566.18（+7.26 +1.30%）
テスラ<TSLA> 730.91（+18.99 +2.67%）
アマゾン<AMZN> 3421.57（+71.94 +2.15%）
エヌビディア<NVDA> 226.88（+0.52 +0.23%）
ＡＭＤ<AMD> 111.32（-0.08 -0.07%）
ツイッター<TWTR> 64.70（+1.27 +2.00%）
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 418.30（-0.46 -0.11%）
メルク<MRK> 76.50（+0.20 +0.26%）
マクドナルド<MCD> 236.59（-0.89 -0.37%）
マイクロソフト<MSFT> 303.59（+3.87 +1.29%）
ホームデポ<HD> 327.10（+3.72 +1.15%）
ボーイング<BA> 217.66（-4.09 -1.84%）
ベライゾン<VZ> 54.77（0.00 0.00%）
ビザ<V> 231.23（-1.46 -0.63%）
ハネウェル<HON> 231.87（+0.73 +0.32%）
ナイキ<NKE> 168.03（+0.45 +0.27%）
トラベラーズ<TRV> 159.44（-2.65 -1.63%）
ディズニー<DIS> 179.98（-0.16 -0.09%）
ダウ・インク<DOW> 63.98（-0.70 -1.07%）
セールスフォース<CRM> 264.97（-1.56 -0.59%）
シスコシステムズ<CSCO> 59.13（+0.11 +0.19%）
シェブロン<CVX> 98.39（-0.25 -0.25%）
コカ・コーラ<KO> 56.18（+0.53 +0.95%）
ゴールドマン<GS> 413.60（-6.09 -1.45%）
キャタピラー<CAT> 211.45（-1.38 -0.65%）
ウォルマート<WMT> 147.70（+1.18 +0.81%）
ウォルグリーン<WBA> 48.63（+0.15 +0.31%）
インテル<INTC> 53.94（+0.05 +0.09%）
アメックス<AXP> 164.26（-4.39 -2.60%）
アムジェン<AMGN> 224.13（+1.35 +0.61%）
アップル<AAPL> 153.12（+4.52 +3.04%）
Ｐ＆Ｇ<PG> 142.93（+0.62 +0.44%）
ＪＰモルガン<JPM> 160.44（-2.61 -1.60%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ> 173.66（+0.73 +0.42%）
ＩＢＭ<IBM> 138.97（-0.44 -0.32%）
３Ｍ<MMM> 196.17（+1.12 +0.57%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 35399.84（-55.96 -0.16%）
S&P500 4528.79（+19.42 +0.43%）
ナスダック 15265.89（+136.39 +0.90%）
CME日経平均先物 27690（大証終比：-50 -0.18%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は小幅安。序盤は下げて始まったものの、直ぐに上げに転じていた。ただ、ダウ平均は上値追いの動きは限定的で、横ばいでの推移が続いた。先週末のパウエルＦＲＢ議長のジャクソンホールでのスピーチを受けて、株式市場には安心感が広がっている。議長は年内の年内の資産購入ペース縮小開始を支持する一方で、そのあとに利上げが続くことについては慎重な姿勢を強調した。あくまで資産購入ペース縮小と利上げを切り離したい意向を示していた。
市場からは好感する声の一方で、ＦＲＢが今後もハト派であり続けるとすれば、市場は景気回復過程で問題が出ると考える可能性も否定できないとの声も聞かれる。ただ、８月の株式市場は季節的に軟調なケースが多いが、ダウ平均は１％上昇している。年末までにさらに上昇するとの強気な予想も少なくない。
議長のスピーチを受けて米国債利回りが低下し、ＩＴ・ハイテク株といった成長株に買いが強まっている。一方、銀行やエネルギー株が下落しているほか、ＥＵが米国からの渡航制限措置を再導入すると伝わり、航空株やクルーズ株が下落。
ダウ採用銘柄ではアップル<AAPL>が最高値を更新したほか、ホームデポ<HD>、マイクロソフト<MSFT>、ウォルマート<WMT>が上昇。一方、アメックス<AXP>、ＪＰモルガン<JPM>、ゴールドマン<GS>が下落。ボーイング<BA>も反落した。
ナスダックは最高値更新。モデルナ<MRNA>は下落したものの、アップルのほか、テスラ<TSLA>、アマゾン<AMZN>など主力のＩＴ・ハイテク株は揃って上昇。
モデルナは日本で同社製の異物混入ワクチンが相次いで発見されているが、使用を見合わせていたワクチンを接種した男性２人が死亡したことが確認された。
アップルの株価は一時１５３．４９ドルまで上昇し、最高値を更新。時価総額も２．５兆ドルを超えた。９月中にもイベントを開催し、そこでアイフォーン１３を発表するとの期待が高まっている。
ロケット打ち上げなど防衛・宇宙事業を手掛けるアストラ・スペース<ASTR>が大幅安。週末にアラスカから打ち上げたロケットが、宇宙軌道に乗せられずに失敗に終わったことが嫌気された。
衛星通信のグローバルスター<GSAT>が急伸。アップルインサーダーとして知られるアナリストが、アップル<AAPL>のアイフォーン１３には衛星通信機能が搭載されるだろうと述べ、同社への思惑が高まった。
中国のゲームメーカーのネットイース（網易）<NTES>がＮＹ市場で下落。中国当局が国内ゲーム業界に対する一連の新たな規制強化策を発表。未成年がオンラインゲームを楽しむことができるのは週３時間までと定めた。
決済プラットホームを手掛けるアファーム<AFRM>が急伸。アマゾン<AMZN>とパートナーシップを結んだことが材料視されている。
決済サービスのペイパル<PYPL>が上昇。同社が株取引のプラットフォームへの参入の可能性を模索していると伝わった。
消費者金融のキャピタル・ワン<COF>が商いを伴って下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。
アストラ・スペース<ASTR> 9.49（-2.18 -18.68%）
グローバルスター<GSAT> 2.35（+0.92 +64.34%）
ネットイース（網易）<NTES> 89.62（-3.14 -3.39%）
アファーム<AFRM> 99.59（+31.69 +46.67%）
モデルナ<MRNA> 370.69（-11.53 -3.02%）
ペイパル<PYPL> 288.47（+10.14 +3.64%）
キャピタル・ワン<COF> 165.19（-10.61 -6.04%）
アルファベット（C）<GOOG> 2909.39（+18.38 +0.64%）
フェイスブック<FB> 380.66（+8.03 +2.15%）
ネットフリックス<NFLX> 566.18（+7.26 +1.30%）
テスラ<TSLA> 730.91（+18.99 +2.67%）
アマゾン<AMZN> 3421.57（+71.94 +2.15%）
エヌビディア<NVDA> 226.88（+0.52 +0.23%）
ＡＭＤ<AMD> 111.32（-0.08 -0.07%）
ツイッター<TWTR> 64.70（+1.27 +2.00%）
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 418.30（-0.46 -0.11%）
メルク<MRK> 76.50（+0.20 +0.26%）
マクドナルド<MCD> 236.59（-0.89 -0.37%）
マイクロソフト<MSFT> 303.59（+3.87 +1.29%）
ホームデポ<HD> 327.10（+3.72 +1.15%）
ボーイング<BA> 217.66（-4.09 -1.84%）
ベライゾン<VZ> 54.77（0.00 0.00%）
ビザ<V> 231.23（-1.46 -0.63%）
ハネウェル<HON> 231.87（+0.73 +0.32%）
ナイキ<NKE> 168.03（+0.45 +0.27%）
トラベラーズ<TRV> 159.44（-2.65 -1.63%）
ディズニー<DIS> 179.98（-0.16 -0.09%）
ダウ・インク<DOW> 63.98（-0.70 -1.07%）
セールスフォース<CRM> 264.97（-1.56 -0.59%）
シスコシステムズ<CSCO> 59.13（+0.11 +0.19%）
シェブロン<CVX> 98.39（-0.25 -0.25%）
コカ・コーラ<KO> 56.18（+0.53 +0.95%）
ゴールドマン<GS> 413.60（-6.09 -1.45%）
キャタピラー<CAT> 211.45（-1.38 -0.65%）
ウォルマート<WMT> 147.70（+1.18 +0.81%）
ウォルグリーン<WBA> 48.63（+0.15 +0.31%）
インテル<INTC> 53.94（+0.05 +0.09%）
アメックス<AXP> 164.26（-4.39 -2.60%）
アムジェン<AMGN> 224.13（+1.35 +0.61%）
アップル<AAPL> 153.12（+4.52 +3.04%）
Ｐ＆Ｇ<PG> 142.93（+0.62 +0.44%）
ＪＰモルガン<JPM> 160.44（-2.61 -1.60%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ> 173.66（+0.73 +0.42%）
ＩＢＭ<IBM> 138.97（-0.44 -0.32%）
３Ｍ<MMM> 196.17（+1.12 +0.57%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
