【材料】カネコ種がしっかり、種苗事業の採算性改善が寄与し上期営業利益６．２％増

　カネコ種苗<1376>がしっかり。５日の取引終了後に発表した第２四半期累計（６～１１月）連結決算が、売上高２５９億５００万円（前年同期比１．１％減）、営業利益２億６１００万円（同６．２％増）、純利益１億９６００万円（同１２．０％減）と営業増益となったことが好材料視されている。

　長引く青果安から農家の耐久資材に対する更新需要や設備投資意欲が減退し、施設材事業が落ち込み売上高は減少したが、主力の種苗事業で採算性が改善したほか、農材事業で商品価格改定前の駆け込み需要が起こったことで増益を確保した。

　なお、２２年５月期通期業績予想は、売上高６１０億円（前期比０．４％増）、営業利益１６億円（同３．７％減）、純利益１１億円（同２３．４％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS