市場ニュース

戻る
 

【材料】日本製鉄が4連騰で新値街道まい進、鉄鋼株は割安感際立ちバリュー株買いの象徴に

日本製鉄 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本製鉄<5401>が4連騰で新値街道を走っている。同社株を筆頭に鉄鋼セクターは今年に入ってから戻り足が顕著だ。経済減速が鮮明化している中国も政府による経済対策期待にすり替わり、鉄鋼セクターへの投資資金流入を促す状況にある。また、一部で報じられた建設資材の値決め期間短縮など、原料コストの上昇を製品価格に転嫁する動きが活発化しており、収益性の向上を評価する買いも誘導している。

 市場では「金利上昇局面でバリュー株が見直される流れにあるが、鉄鋼株はPERやPBRが割安な銘柄が多く、株主還元にも積極的で買いやすさがある」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれる。業界最大手である日本製鉄の場合、PER3倍台、PBR0.5倍台と割安感が際立つほか、配当利回り7.4%前後(前期実績ベース)と非常に高く、シンボルストック的な位置付けで上値追い基調を強めている。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均