信用
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6697 テックポイント・インク

東証G
1,232円
前日比
-1
-0.08%
PTS対象外銘柄
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
時価総額 92.2億円
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<動意株・11日>(大引け)=日電波、昭電工、テクポイントなど

 日本電波工業<6779>=異彩の上昇トレンド継続。高速通信規格5Gの普及を背景に水晶デバイスの需要が高水準、車載向けも利益採算の改善が急で営業利益は会社側想定ラインを大きく上回って推移している。22年3月期業績は従来予想を修正し、売上高は425億円から445億円(前期比13.5%増)、営業利益は29億円から49億円(同72.3%増)に大幅増額している。年間配当も4期ぶり復配を果たす見込み。水晶デバイス専業メーカーとして世界屈指、特にフォトリソグラフィー技術を駆使して水晶振動子や水晶発振器などの高性能・小型化技術で強みを有している。株価は直近3営業日で50%以上の値上がりをみせているが、依然としてPERが7倍前後と割安感が強い。

 昭和電工<4004>=大幅高で3日ぶり反発。10日の取引終了後に発表した21年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結経常損益は732億8900万円の黒字(前年同期は492億8000万円の赤字)となり、これを好感する買いが入っている。石油化学セグメントがナフサ要因で利益が大きく改善したほか、無機セグメントでは鉄鋼需要の回復に伴い黒鉛電極の販売数量が大幅に増加した。また、昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)の買収効果も収益を押し上げた。通期計画の820億円に対する進捗率は9割近くに到達しており、業績上振れが期待されているようだ。

 テックポイント・インク<6697>=急伸。10日の取引終了後、21年12月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を17億5412万円から21億7482万円(同5.3倍)へ増額しており、これを好感した買いが入っているようだ。売上高予想も69億2482万円から72億4491万円(前期比88.5%増)へ引き上げた。監視カメラ・車載カメラシステム市場からの需要が引き続き堅調であると見込まれることが要因。

 ユニバンス<7254>=続伸。日産自動車<7201>を主要顧客とする自動車部品会社で、世界的な自動車販売の好調を背景に業績面に吹く追い風が強まっている。22年3月期は営業損益が30億円(前期実績は6億6100万円の赤字)と急回復を予想。これは黒字転換だけではなく、08年3月期に達成した26億9000万円を上回り、一気に過去最高営業利益更新となる。PER5倍割れ水準でPBRは0.6倍台と指標面からも割安感が際立つ。モーターやインバーター、車軸などをコンパクトに統合した電動車向け駆動部品ユニット「eアクスル」に傾注しており、世界的な電気自動車(EV)シフトでも商機を獲得する可能性があり、先高期待も強く買いを呼び込んでいる。

 日本通信<9424>=急動意。同社は仮想移動体通信事業者(MVNO)の草分けで、業績は前期まで営業赤字が続いていたが、22年3月期は第2四半期時点で5200万円の黒字となり通期予想でも黒字転換が有力視される状況にある。10日取引終了後、同社の子会社がスマートフォンに秘密鍵及び電子証明書を搭載する「my 電子証明書」サービスについて、電子署名法に基づく主務大臣の認定を取得したことを発表した。これが株価を強く刺激する材料となり、個人投資家を中心に短期資金を呼び込む格好となっている。

 大平洋金属<5541>=大幅反発。前日に陰線で25日移動平均線を下に抜けたが、きょうは大きく切り返しに転じてきた。日本製鉄系の合金鉄メーカーでフェロニッケルでは業界最大手。非鉄市況上昇の恩恵を享受し足もとの業績は回復色が強い。同社が10日取引終了後に発表した、22年3月期第2四半期(21年4~9月)決算は営業損益が9億5200万円(前年同期は5300万円の赤字)の黒字となり、通期計画の2億1300万円の黒字を大幅超過した。これがポジティブサプライズとなり高水準の買いを呼び込む形となっている。また同日、旧村上ファンドの流れを汲む投資会社シティインデックスイレブンスが大平金の株式5%超保有(共同保有分含む)していることを開示、これも株高思惑を増幅させているもようだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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