エヌピーシーは一時140円高と急騰、米国での太陽電池パネル市場拡大に期待
エヌ・ピー・シー<6255>は急騰、ストップ高まであと10円と迫る140円高の883円まで駆け上がる場面があった。同社は太陽電池製造装置メーカーだが、米国での顧客開拓で実績が高い。米国の太陽電池パネルへの投資は足もとこそ新型コロナウイルス感染拡大の影響で減少しているが、バイデン次期米大統領が再生可能エネルギーなど環境インフラ拡充を政策骨子に掲げ、巨額投資を行う方針にある。太陽光発電は2020年の予測設置量18ギガワットから向こう5年間で約100ギガワットの設置が見込まれているが、一段の上乗せが期待できる状況にある。そうしたなか、米ジョージア州の上院決選投票は接戦の末、2議席ともに民主党候補が制しトリプルブルーが実現、これを受けてバイデン氏が掲げる政策が現実味を帯びたことで、米国で積極展開する同社にとっての追い風が改めて意識されている。
株探ニュース