決算発表予定日 2024/05/15
3747東証S貸借
業種 情報・通信業

インタートレード 株価材料ニュース

406
-8
-1.93%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

インタートレ Research Memo(6):自己資本比率70%以上と健全性が高く経営基盤は強固。資金繰りに不安もない

特集
2024年1月10日 16時06分

■財務状況

1. 財務の状況

インタートレード<3747>の2023年9月期の総資産額(負債純資産合計額)は、前期末比で114百万円増加(7.1%増)し、1,723百万円となった。主な要因は、現金及び預金が994百万円と前期末比で136百万円増加(16.0%増)したことである。詳細については「キャッシュ・フローの状況」にて後述する。

負債は合計392百万円と前期末比で77百万円増加(24.6%増)したが、その主な要因は長期借入金66百万円によるものである。同社によると、長期借入金の必要性はなかったが、金融機関との関係性維持に加え、低金利であったことも借入れを決断した理由とのことである。

純資産においては、利益剰余金が1,060百万円の損失とマイナスの状態が続いており、足元では累計損失額が減少傾向にあるものの、同社では損失解消にはなお3、4年はかかるものと見込んでいる。配当については2015年9月期以降無配を続けているが、利益剰余金がプラスに転換してから実施する方針のようである。純資産合計は1,331百万円と前期比で36百万円増加(2.8%増)しているが、その主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金36百万円の増加である。

2. キャッシュ・フローの状況

前述のとおり、2023年9月期における現金及び預金の残高は、前期末比136百万円増加(16.0%増)し、994百万円となっている。その内訳として、各活動におけるキャッシュ・フローの状況を見ていく。

まず営業活動によるキャッシュ・フローは200百万円の流入があった。その主な要因は持分法による投資損失196百万円を計上したことによるものである。そして、投資活動によるキャッシュ・フローは133百万円の流出で、その主な要因は投資有価証券の取得による支出120百万円、具体的には持分法適用関連会社であるデジタルアセットマーケッツへの投資であった。財務活動によるキャッシュ・フローは70百万円の流入で、その主な要因は長期借入れによる収入100百万円によるものである。総じてキャッシュ・フローの状況に問題は見られず、安定した経営状態にあると言える。そして、金融ソリューション事業の事業領域の拡大に向け、積極的な投資活動によりデジタルアセットマーケッツへ注力する姿勢にあることも確認できる。

3. 経営指標

2023年9月期について、安全性指標を見ると、自己資本比率が76.5%と前期末比で3.2ポイント下がったものの高い水準にあるほか、流動比率も目安の200%を大きく上回る429.7%であり、固定比率についても27.9%と目安の100%を大きく下回っているため、経営上の安全性にはほぼ問題がないと言える。

一方、収益性指標については大きく落ち込んだものが多い結果となった。この理由としては、繰り返しになるが、売上の停滞と持分法適用関連会社であるデジタルアセットマーケッツに関連する損失が影響したことが挙げられる。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《SO》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる