安川電は朝高後に値を消す、今期営業最高益見通しも
安川電機<6506>は朝高後に値を消す。前週末5日取引終了後に25年2月期連結業績予想を発表し、売上高を前期比0.8%増の5800億円、営業利益を同5.7%増の700億円とした。営業利益が2期ぶり最高益更新の見通しとなったことが好感され朝方高く始まったが、その後は売りが優勢となった。
半導体・電子部品市場の投資再開など、製造業での自動化・省力化に関する設備投資が回復する見込みにあり、こうした需要を的確に捉えていく構え。配当予想は前期比4円増の68円を計画した。想定為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=155円、1元=20円とした。
同時に発表した24年2月期決算は、売上高が前の期比3.5%増の5756億5800万円、営業利益が同3.0%減の662億2500万円だった。サプライチェーンの混乱で遅れていた生産が正常化したため売上高は増加。一方、利益面では高騰した原材料費などの価格転嫁が寄与したが、退職年金制度の変更や遊休不動産の売却に伴う一時的な収益があった前の期の反動が響いた。
株探ニュース