0000
寄与度ランキング

日経平均株価(225種) 株価材料ニュース

38,923.03
+435.13
+1.13%
業績ー
(15:15)
株価は20分ディレイ

ダウ平均は大幅続伸 米GDPはマイナス成長も買戻し メタとクアルコムの決算は弱い=米国株概況

市況
2022年7月29日 5時32分

NY株式28日(NY時間16:21)

ダウ平均   32529.63(+332.04 +1.03%)

S&P500    4072.43(+48.82 +1.21%)

ナスダック   12162.59(+130.17 +1.08%)

CME日経平均先物 27900(大証終比:+90 +0.32%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。後半になって買い戻しが強まり、一時400ドル超上昇した。メタ<META>とクアルコム<QCOM>の決算が弱かったことで序盤はIT・ハイテク株中心に売りが強まった。取引開始前に発表された第2四半期の米GDP速報値が第1四半期に引き続きマイナス成長となったこともセンチメントを圧迫。

しかし、前日のFRBの利上げペース鈍化への期待から、下値では押し目買いも活発に入って来ている。きょうも米国債利回りが低下しており、IT・ハイテク株など成長株の買戻しをサポート。

米GDPは2四半期連続のマイナス成長となり、定義上はリセッション(景気後退)となるが、前日にパウエルFRB議長がFOMC後の会見でも言及していたが、同期間の労働市場の強さなどを考慮すれば、景気後退には当たらないとも見られている。逆にFRBの利上げぺースが今後、鈍化する可能性を示唆する内容でもあり、株式市場にとってはポジティブな動きともとれる。

市場からは「悪いニュースが良いニュースになりつつある」との声も出ている。経済が減速すれば、インフレは落ち着く。そうなれば、引き締めサイクルの終わりが近くなり、株式市場はそれを好むという。

メタは広告収入が冴えず、史上初の四半期売上高の減収を報告した。第3四半期のガイダンスも公表し、予想を下回る売上高見通しを示している。同社が力を入れているメタバース分野では、カメラ付きスマートウオッチなど一部プロジェクトの開発を中止するなど支出のペースは鈍化。拡張現実(AR)と仮想現実(VR)に特化した「リアリティ・ラボ」部門は、売上高がヘッドセット販売を中心に48%増となったが、前年同期から赤字が拡大した。

クアルコムは第4四半期のガイダンスで予想を下回る見通し示した。スマートフォン向けチップの最大手である同社のガイダンスは、個人消費の低迷がモバイル需要に打撃を与えるという懸念を強めている。高インフレが消費意欲を減退させ、同社のチップの主要市場であるスマホの販売に打撃を与えていることが示唆された形。

太陽光発電や再生可能エネルギー関連銘柄が上昇。米上院民主党のシューマー院内総務とマンチン議員がきのう、税制・エネルギー・気候対策法案を巡り合意に達したことが好感されてる。

フォード<F>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく上回ったほか、自動車部門の売上高も予想を上回った。通期のEBIT見通しも従来予想を据え置いている。値上げが相殺した。また、四半期配当の増配も発表し、従来の0.10ドルから0.15ドルに引き上げた。

ブロードバンドのコムキャスト<CMCSA>が決算受け下落。1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、高速インターネットや動画の契約者数が予想を下回ったことが嫌気されている。高速インターネットの純増数はゼロだった。

サウスウエスト航空<LUV>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、インフレ圧力と最適とは言えない生産性レベルでの運用による逆風が年後半も続くと見込んでいると述べたことが嫌気されている模様。

クルーズのロイヤル・カリビアン<RCL>が決算を受け上昇。ガイダンスを再び提供することを決定したことや、予約動向に関する経営陣のコメントを好意的に受け止めている。

クアルコム<QCOM> 146.45(-6.97 -4.54%)

フォード・モーター<F> 14.00(+0.81 +6.14%)

コムキャスト<CMCSA> 39.41(-3.96 -9.13%)

サウスウエスト航空<LUV> 38.15(-2.62 -6.43%)

ロイヤル・カリビアン<RCL> 37.86(+2.95 +8.45%)

エンフェーズ<ENPH> 274.18(+19.41 +7.62%)

ファーストソーラー<FSLR> 88.50(+11.74 +15.29%)

サンパワー<SPWR> 19.83(+3.05 +18.18%)

サンラン<RUN> 30.92(+7.13 +29.97%)

アップル<AAPL> 157.35(+0.56 +0.36%)

マイクロソフト<MSFT> 276.41(+7.67 +2.85%)

アマゾン<AMZN> 122.28(+1.31 +1.08%)

アルファベットC<GOOG> 114.59(+0.99 +0.87%)

テスラ<TSLA> 842.70(+18.24 +2.21%)

メタ・プラットフォームズ<META> 160.72(-8.86 -5.22%)

AMD<AMD> 91.67(+1.85 +2.06%)

エヌビディア<NVDA> 179.84(+1.94 +1.09%)

ツイッター<TWTR> 40.89(+1.04 +2.61%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる