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来週の株式相場に向けて=金融株などTOPIX優勢の相場

市況
2021年3月19日 17時39分

春相場の大きなポイントとなる米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合を終え、来週は年度末を意識する展開となる。依然として相場の焦点は、米長期金利の行方だ。17日のFOMCでパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は「少なくとも2023年末までゼロ金利政策を維持する方針」を明らかにしたが、足もとの米金利はなお上昇基調にある。

今後の投資方針として、ハイテク株の戻りを狙うという見方とバリュー株の上昇基調に素直につくという見方に2分されているが、米金利は高止まりが予想されるなか、「少なくとも来期の業績が見えてくる4月下旬の決算発表の頃まではバリュー株が優勢となりそうだ」(市場関係者)との見方が少なくない。

バリュー株優勢の流れを一段と勢いづけたのが、日銀がETF買いの対象から日経平均株価連動型を外すと発表したことだ。これを受け19日の東京市場では、グロースの値がさ株の影響が強い日経平均株価は急落したが、バリュー系の時価総額の大きな銘柄の寄与度が高いTOPIXは上昇を続け9連騰している。

当面は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など銀行を中心とする金融セクターを狙う動きの継続が見込める。地銀なら秋田銀行<8343>、佐賀銀行<8395>、トマト銀行<8542>、証券なら水戸証券<8622>や丸三証券<8613>などが予想配当利回り4%台の水準にある。年度末を控えて配当権利取りの動きも期待できそうだ。

来週は、目立った経済指標の発表やイベントは予定されていないが、22日に米2月中古住宅販売件数、25日に米10~12月期GDP確報値が発表される。国内では23日に公示地価が発表される見込みであり、三井不動産<8801>など不動産株の動向が注目される。26日からは東京五輪の聖火リレーが始まる。また、24日にSharing Innovations<4178>、25日にジーネクスト<4179>、ベビーカレンダー<7363>、26日にブロードマインド<7343>がともに東証マザーズに新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは2万9500~3万500円。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

株探ニュース

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