伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 3月1日版
日経平均は上昇終了の準備に入っている公算
1. NYダウは週明け後下げると、4万6000ドル以下を目指す可能性も
図1は、 NYダウの日足です。NYダウの1月以降の値動きから推測できる今後の展開は、(1)「2月27日安値の4万8678ドルが押し目になって徐々に下値を切り上げる動きを経過して、上昇を開始するパターン」、(2)「昨年11月12日~20日と同程度の値幅の調整(2703ドル幅、4万7809ドルが下値の目安)を経過した後、下値堅さを確認する作業へ入るパターン」、(3)「昨年10月14日の安値4万5452ドル前後まで一本調子に下げるパターン」の3通りが考えられます。
週明け後の価格が4万8678ドルを維持して反発すると、その後は2月10日高値の5万0512ドル以上を目指す準備の動きへ入る公算です。
週明け後に4万8678ドルを割ると、その後は4万7809ドル、または4万5452ドル前後まで下げる可能性が出てきます。
2月27日は一時的にせよ、2月23日安値の4万8731ドルを割れて、上値、下値を切り下げる弱気パターンを作っています。これまでの上げ方と比較すると、今後の価格が上昇を開始して5万0512ドルを超える動きになる場合、27日は4万8731ドルを維持して上昇を開始していたと推測できます。
この点を考慮すると、(イラン情勢にかかわらず)目先は下値を試す流れを継続するという見方の優先順位を高く見ておく場面だと言えます。
2月10日以降の下降の仕方から下値の目安を推測すると、今後の下げは4万7647ドル(2月26日高値の4万9815ドルから2月23日安値の4万8731ドルを引いた差【1084ドル幅】を、4万8731ドルから引いた水準)を大きく下回る地点を目指す動きになると考えられます。
ジグザグに下値を切り下げて、日柄をかけてはっきりとした弱気の流れに入るので、目先の下げは中途半端な値位置で止まりにくいと推測できます。その点を考慮すると、週明け後に4万8678ドルを割るなら、その後は4万5452ドルを目指す流れになるという見方が有力になります。
図1 NYダウ(日足)

株探ニュース