ダウ先物、下げ一服 イランが米国に戦争終結の条件協議を提案と伝わる=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:39)(日本時間22:39)
ダウ先物 48687(+127.00 +0.26%)
S&P500 6847.50(+22.75 +0.33%)
ナスダック100先物 24889.25(+133.50 +0.54%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも反発。前日の下げに一服感が出ているものの上値の重い展開にまだ変化はない。イラン情報省の工作員が米中央情報局(CIA)に間接的に接触し、戦争終結の条件を協議することを提案してきたと報じられたことで、ひとまず一服感が出ているようだ。
ベッセント米財務長官は、ペルシャ湾を通る石油輸送を支援するための一連の措置を発表する予定だと述べた。トランプ大統領も前日、湾岸を航行するタンカーに保険を提供し、必要であれば米海軍がホルムズ海峡で護衛を行うと表明していた。こうした一連の発言もあり、本日の原油相場が下げに転じていることも本日の米株式市場をサポート。
一方、中東情勢の混乱は続いており、イランがカタールやUAEなど他の中東諸国への攻撃を継続しているほか、イスラエルはテヘランに対する新たな攻撃を開始したと発表。イラン政権の能力を粉砕すると強調した。
ストラテジストは「市場は現在、ヘッドラインに振り回されている。昨日は相反するニュースによって市場心理が1時間ごとに変化した。問題は、どちらの側にも緊張緩和の兆しが見られず、むしろ状況はさらにエスカレートしているように見える点だ」と述べている。
一方、別のエコノミストからは「騒々しい状況下でも、エネルギー価格が安定し、今後数日から数週間で落ち着き始めれば、長期投資家にとって市場に新たな投資機会が生まれる可能性がある」との指摘も出ている。さすがに下げ過ぎ感も出ているようだ。
先ほど2月のADP雇用統計が公表され、民間部門雇用は6万3000人増と予想を上回った。米労働市場は2025年にほぼゼロに近い雇用創出が続いた後、徐々に持ち直しつつあることが示されている。トランプ大統領の経済政策を巡る不透明感が和らいだことで、一部の企業が採用を再び拡大し始めているようだ。ただ、市場の反応は限定的。
なお、ベッセント米財務長官は今週中にも15%の世界一律関税を開始するとインタビューで述べていた。
モデルナ<MRNA>が時間外で上昇。新型コロナワクチンの送達技術を巡る特許訴訟で、9億5000万ドルを支払うことで和解に合意した。
クリエイター向けのストーリーテリング・プラットフォーム運営のウェブトゥーン<WBTN>が決算を受け時間外で大幅安。1株損益の赤字が予想以上だったほか、売上高も予想を下回った。
眼科手術用医療機器のスターサージカル<STAA>が決算を受け時間外で下落。1株損益が予想外の赤字となったほか、売上高も予想を下回った。中国での需要が低迷し、同国での販売が2桁減となった。
(NY時間08:49)(日本時間22:49)時間外
モデルナ<MRNA> 54.20(+4.37 +8.77%)
ウェブトゥーン<WBTN> 9.80(-1.72 -14.93%)
スターサージカル<STAA> 17.50(-1.42 -7.51%)
アップル<AAPL> 263.15(-0.60 -0.23%)
マイクロソフト<MSFT> 405.34(+1.41 +0.35%)
アマゾン<AMZN> 209.92(+1.19 +0.57%)
アルファベットC<GOOG> 304.15(+0.59 +0.19%)
アルファベットA<GOOGL> 304.20(+0.62 +0.20%)
テスラ<TSLA> 400.79(+8.36 +2.13%)
メタ<META> 659.41(+4.33 +0.66%)
エヌビディア<NVDA> 182.33(+2.28 +1.27%)
AMD<AMD> 194.14(+3.19 +1.67%)
イーライリリー<LLY> 1009.70(+1.97 +0.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース