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話題株ピックアップ【夕刊】(1):QDレーザ、京都FG、ニデック

注目
2026年3月12日 15時41分

■QDレーザ <6613>  1,100円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値

QDレーザ<6613>が続急騰。同社は半導体レーザー技術を駆使した応用製品の開発・販売を手掛けているが、中核技術である量子ドットレーザーは、AI・半導体業界においてもキーテクノロジーとなり得ることから注目度が高い。そうしたなか、11日取引終了後、台湾の工業技術研究院及び東京大学の量子ドット荒川研究室と、量子ドット・コムレーザー及び関連する光電子技術の共同研究開発に向けた基本合意書を締結したことを発表。AIデータセンター向け次世代光インターコネクト分野及び光電融合アーキテクチャーへの応用も視野に入れた国際共同研究の枠組みを構築するとしており、これを材料視する買いを呼び込んだ。株価は既に2月上旬から動兆著しく、複数の外資系証券手口による貸株市場を経由した空売りが高水準だったことから、その買い戻し圧力による浮揚力が加わり上げ足に弾みがついていた。ここにきて仕掛け的な大口の買いも加わり、踏み上げ相場の様相を呈している。

■野村原油 <1699>  580円  +50.2 円 (+9.5%)  本日終値

NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>やWTI原油価格連動型上場投信<1671>といった原油ETFが急伸。11日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限は前日比3.80ドル高の1バレル=87.25ドルだった。ホルムズ海峡やその付近で、貨物船などが新たに攻撃を受けたことも伝わるなか、原油の供給不安が高まった。その後、時間外取引では日本時間の午前9時時点で一時94ドル台まで上昇している。国際エネルギー機関(IEA)は11日、加盟国が過去最大の石油備蓄放出で合意したことを明らかにし、一時原油価格は下落する場面があったが、影響は限定的となっている。これを受け原油ETFには買いが集まった。

■京都FG <5844>  4,352円  +301 円 (+7.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位

京都フィナンシャルグループ<5844>は大幅高で3日続伸し、上場来高値を更新した。11日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。経常収益予想を前回予想の2022億円から3653億円(前期比2.2倍)、最終利益予想を450億円から950億円(同2.6倍)に引き上げた。同時に期末配当予想は特別配当100円を加え140円に増額すること、自社株取得枠を6倍に拡大し取得期間を延長することも開示。業況と株主還元姿勢を評価した買いが集まった。今期は子会社の京都銀行における任天堂<7974>株式を中心とする株式売却益が当初予想を上回ることで、想定以上となった国債等債券売却損を補う形で利益が拡大する。年間配当予想は期末配当予想の増額で180円(前期実績は60円)になる。自社株買いについては取得総数の上限を100万株から600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.11%)、取得期間の最終日を3月31日から9月30日に変更する。

■ニデック <6594>  2,315円  +87 円 (+3.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位

ニデック<6594>が急反発。香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントがニデック株について、6.74%保有していることが11日の取引終了後に明らかとなり、思惑視した買いを誘った。同日に提出された大量保有報告書によると、保有目的はポートフォリオ投資及び重要提案行為。オアシスはアクティビスト(物言う株主)として知られている。報告義務発生日は4日。

■INPEX <1605>  4,299円  +128 円 (+3.1%)  本日終値

INPEX<1605>が続伸。ホルムズ海峡やその付近で、貨物船などが新たに攻撃を受けたことも伝わるなか、原油の供給不安が高まり、11日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限は前日比3.80ドル高の1バレル=87.25ドルだった。この日の時間外取引ではWTI価格は一時95.97ドルまで上昇。WTI価格が値を上げるなか、INPEXは堅調な値動きとなった。

■任天堂 <7974>  10,150円  +218 円 (+2.2%)  本日終値

任天堂<7974>が3日続伸。Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ・ツー)向けに同社が5日に世界同時発売したソフト「ぽこ あ ポケモン」について、発売後4日間で世界累計販売本数が220万本を突破したと12日に発表した。直近で好調な販売状況が伝わり同社株は戻り歩調を示していたが、業績への好影響を期待した買いが継続している。

■スカパーJ <9412>  2,924円  +49 円 (+1.7%)  本日終値

スカパーJSATホールディングス<9412>が底堅い。同社は12日、傘下のスカパーJSATの連結子会社であるスカパー・ピクチャーズの発行済み株式の一部となる32%を、伊藤忠商事<8001>の100%子会社であるアイライツポートに譲渡することを決めたと発表した。伊藤忠は10日にアイライツポートの設立とともに、スカパー・ピクチャーズの株式追加取得と持ち分法適用会社化を発表している。今回のスカパーJの発表はこれに沿った内容だが、発表を手掛かりとした買いが入り、後場に持ち直した。スカパー・ピクチャーズに対するアイライツポートの保有比率は伊藤忠の現物出資分と合わせて49%となる。スカパーJSATは引き続き51%を保有。戦略的パートナーとの連携を通じ、グループ全体の企業価値向上と持続的成長の実現につなげる。

■日産自動車 <7201>  381.4円  +4.7 円 (+1.3%)  本日終値

日産自動車<7201>はしっかり。同社はこの日、ライドシェア大手の米ウーバー・テクノロジーズ<UBER>、自動運転スタートアップの英ウェイブの2社と、ロボタクシー開発における協業と展開に関する取り組みを開始するために覚書を締結したと発表した。今年後半に東京で試験運行を実施するための準備を始める。この試験運行でウェイブのAI Driverを搭載した「日産リーフ」をウーバーのプラットフォームを通じて提供するという。これが材料視されたようだ。

■ANYCOLOR <5032>  3,435円  -630 円 (-15.5%)  本日終値  東証プライム 下落率2位

ANYCOLOR<5032>は大幅続落。11日の取引終了後、26年4月期の単独業績予想を修正したと発表した。営業利益予想を210億~220億円から198億2400万~203億5900万円(前期比21.8%~25.1%増)へ、純利益予想を145億7000万~152億6000万円から140億1500万~143億8700万円(同21.8%~25.0%増)へ下方修正しており、これが嫌気された。コマースを中心にVチューバーユニットの周年施策、季節性施策、ライブ関連グッズなどの大型施策による強い需要があり、売上高予想は520億~540億円から547億3000万~556億3000万円(同27.6%~29.7%増)に引き上げた。一方で、第3四半期に廃棄予定の棚卸資産に関する商品評価損を計上したことに加えて、第4四半期に会計上の商品評価損を計上する予定であることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(25年5月~26年1月)決算は、売上高420億2000万円(前年同期比45.4%増)、営業利益169億900万円(同54.2%増)、純利益117億9300万円(同55.5%増)だった。

■三井ハイテック <6966>  669円  -88 円 (-11.6%)  本日終値  東証プライム 下落率3位

三井ハイテック<6966>は大幅反落。11日取引終了後、27年1月期連結業績予想について売上高を2330億円(前期比6.7%増)、営業利益を110億円(同13.1%減)と発表した。4期連続の減益予想となり、これを嫌気した売りが優勢となった。電動車向け駆動・発電用モーターコアを中心とした供給能力増強などに取り組み、増収につなげる構え。一方、利益面では先行投資コストが重荷となる見込み。前期に減損損失を計上した反動で、純利益段階では大幅増益となる見通しを示している。配当予想は19円(前期18円)とした。なお、同時に発表した26年1月期決算は、売上高が2183億2900万円(前の期比1.6%増)、営業利益が126億5100万円(同21.0%減)だった。あわせて、中期経営計画の財務目標を見直すと発表した。最終年度となる28年1月期の売上高を3100億円から2630億円へ、営業利益を235億円から150億円へ下方修正した。電動車市場の成長鈍化やレガシー半導体の回復遅れによる影響を織り込んだ。これも売り材料視された。

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