―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の水準から29日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.2　ファマライズ <2796>

24年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比23.9％増の7億円に伸び、通期計画の14.2億円に対する進捗率は5年平均の41.3％を上回る49.3％に達した。

★No.3　北恵 <9872>

23年11月期の経常利益(非連結)は前の期比16.6％増の11.7億円になり、従来予想の10.1億円を上回って着地。

★No.5　地域新聞社 <2164>

24年8月期第1四半期(9-11月)の経常損益(非連結)は1100万円の黒字(前年同期は2700万円の赤字)に浮上し、9-2月期(上期)計画の600万円に対する進捗率が183.3％とすでに上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<3321> ミタチ産業 　　東Ｓ　　 +5.88 　 12/27　　上期　　　-38.94

<2796> ファマライズ 　東Ｓ　　 +3.94 　 12/25　　上期　　　 23.85

<9872> 北恵 　　　　　東Ｓ　　 +3.84 　 12/28　本決算　　　　1.54

<2186> ソーバル 　　　東Ｓ　　 +2.27 　 12/28　　　3Q　　　-13.50

<2164> 地域新聞社 　　東Ｇ　　 +1.37 　 12/27　　　1Q　　　　黒転

<6083> ＥＲＩＨＤ 　　東Ｓ　　 +1.30 　 12/28　　上期　　　-21.14

<9976> セキチュー 　　東Ｓ　　 +1.02 　 12/28　　　3Q　　　-18.93

<9651> 日本プロセス 　東Ｓ　　 +0.83 　 12/28　　上期　　　　1.93

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした29日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。

「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース