外為サマリー:156円30銭台で推移、高市政権の財政拡大路線を再び警戒
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=156円30銭前後と前週末午後5時時点に比べ6銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=183円81銭前後と同20銭強のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、午前8時30分時点では156円40銭近辺で推移していたが、午前9時過ぎには一時、156円00銭前後へドル安・円高が進行した。日銀が公表した12月18~19日開催分の金融政策決定会合の「主な意見」では、「(金融政策が後手に回る)ビハインドザカーブになることを回避すべく着実な利上げが望ましい」との声が出るなどタカ派的な内容だったとの見方から円買いが優勢となった。ただ、その後、午前11時10分過ぎには156円50銭台に値を上げた。26年度予算案は、一般会計総額が122兆円と過去最大となり、高市政権の財政拡大路線を再び警戒するドル買い・円売りが強まった。午後にかけては156円30銭近辺での値動きとなった。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1755ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。
株探ニュース