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米中古住宅販売成約指数、23年2月来の高水準 住宅ローン金利と価格の落ち着きが奏功

経済
2025年12月30日 1時24分

*米中古住宅仮契約件数(11月)0:00

結果 3.3%

予想 1.0% 前回 2.4%(1.9%から修正)(前月比)

この日発表の11月の米中古住宅販売成約指数は前月比3.3%増と予想を上回る伸びを示し、2023年2月以来の高水準となった。住宅価格と住宅ローン金利の僅かな低下が、購入を後押ししたと見られる。

発表元の全米不動産業者協会(NAR)のは「住宅購入の勢いが増している」と指摘。昨年と比べて値ごろ感が改善し、選べる物件も増えていることを要因に挙げている。

成約指数の上昇はこれで4カ月連続となり、コロナ禍で住宅市場が過熱していた時期と並んだ。

多くのエコノミストが26年に向けて住宅市場の漸進的な改善を見込んでおり、最近のデータがそれを裏付ける内容となっている。5月に7%近くに達していた住宅ローン金利は、現在では6.3-6.4%の水準で落ち着いており、住宅価格の上昇ペースも昨年と比べて大幅に鈍化している。

11月は全米すべての地域で上昇。地域別では西部が最も高い伸びを示し、最大の市場である南部がそれに次いだ。

中古住宅の販売成約は、販売が正式に成立する1-2カ月前に交わされることが多く、先行指標として注目されている。

株探ニュース

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