ニッスイが後場急上昇、第1四半期営業利益は46%増
ニッスイ<1332>が後場急上昇し、19年7月以来の高値をつける場面があった。午後1時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高1998億4400万円(前年同期比8.5%増)、営業利益97億2000万円(同45.6%増)、純利益59億8100万円(同41.3%増)と大幅増益となったことが好感されている。
水産市況の変調で苦戦する魚種があるなか、国内養殖がぶりの早期販売などで増益を確保できたことに加えて、値上げが追い付かず苦戦していた食品事業でコストアップに対する価格転嫁が概ね実現したことが寄与した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高8000億円(前期比4.1%増)、営業利益270億円(同10.3%増)、純利益215億円(同1.3%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース