カネコ種がカイ気配スタート、２２年９～１１月期の最終黒字転換を好感
カネコ種苗<1376>がカイ気配スタート。５日取引終了後、２３年５月期第２四半期累計（６～１１月）の連結決算は、最終利益が前年同期比２．２倍の４億４１００万円だった。大幅な増益となったほか、９～１１月期では前年同期の最終赤字から一転して最終黒字を確保しており、これらを好感した買いが入ったようだ。
６～１１月期の売上高は前年同期比９．２％増の２８２億７６００万円だった。農材事業では今後の農薬価格の値上がりに伴う前倒し需要が発生したといい、大幅な増収増益となった。種苗事業では野菜種子などの仕入れ価格の上昇に伴う販売価格の見直しが奏功し増収となったものの、牧草種子では円安などによる仕入れ価格の上昇を販売価格に転嫁しきれず、セグメント利益は減益となった。
株探ニュース