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1stコーポ Research Memo(5):2018年5月期通期見通しは期初の想定どおり大幅増益に

特集
2018年2月6日 15時25分

■ファーストコーポレーション<1430>の業績動向

受注が順調に拡大したことを背景に2018年5月期業績予想は、売上高が前期比32.1%増の27,667百万円、営業利益が同17.7%増の2,442百万円、経常利益が同18.8%増の2,392百万円、当期純利益が同17.0%増の1,653百万円と引き続き高い成長率を示す。上半期の業績が計画比に対して大きな変動がなかったため、通期の予想の修正を行っていない。

売上高の伸び率に対して、利益がやや鈍く、売上高営業利益率が9.9%から8.8%にダウンするが、これは事業規模拡大に伴う営業費用が増加するためだ。収益環境やビジネスモデルから、なお成長が見込めながら、建設業界で深刻化する人手不足がリスク要因となる。これをいかに解決していくかが今後の課題となりそうだ。

計画には当然のことながら不動産販売も含まれるが、これが不確定要素となる。不動産市況が決して悪い訳ではない。しかし、後述するように、土地の流動性が低下しており、そのためにマンション用地についても読みにくくなっている。

もっとも、マンションの好況は続いており、過去最高となっている受注額、受注残をそのまま写し、工事利益は着実に積み上がっているため、利益面は現時点では想定どおりになることが見込まれている状況だ。受注の見通しに関しても、件数16件、受注額25,603百万円(前期比41.1%増、造注方式案件比率50.6%)、受注残高24,146百万円(同33.2%増)といずれも過去最高を大幅に更新する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

《HN》

提供:フィスコ

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