田中建設工業が上場来高値更新、第1四半期営業利益3.2倍と1株から2株への株式分割を好感
田中建設工業<1450>が急騰し上場来高値を更新している。前週末7日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算が、売上高15億8200万円(前年同期比1.9%増)、営業利益2億9600万円(同3.2倍)、純利益1億8800万円(同3.2倍)と大幅増益となったことが好感されている。
民間建設投資・公共工事ともに堅調に推移し、安定した受注環境が続くなか、好採算の元請工事の出来高の増加が業績を牽引した。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高73億円(前期比9.6%増)、営業利益8億7200万円(同9.5%増)、純利益5億9100万円(同7.1%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これも好材料視されている。投資単位あたりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めるとともに投資家層の拡大を図ることが目的という。
株探ニュース