佐田建が異色の上値追い、陽線の多さ際立ち需給相場の様相も
佐田建設<1826>が異色の上値追いを続けている。株価はきょうで6連騰となり、一時28円高の613円まで買われ新値街道に復帰した。群馬県を地盤とする中堅建設会社で足もとの業績は苦戦しているが、有配でPBR0.6倍台というバリュー株で株価600円前後という値ごろ感とあわせ水準訂正余地が意識されやすい。もっとも値動きは需給相場の様相が色濃い。8月下旬以降は陽線の多さが際立っている。株価面では9月11日に陽線で上放れてから上げ足を加速、特に今月に入ってから全体地合いとは無縁の上昇パフォーマンスにマーケットの視線が集まっている。市場では「特に材料と呼べるものは見当たらないが、解散総選挙説が相変わらず根強いなか、選挙絡みの思惑で建設株が買われるケースも少なくない」(ネット証券アナリスト)という声も聞かれた。
株探ニュース