NESICが後場急上昇、製造業や公共向け拡大し上期営業利益34%増
NECネッツエスアイ<1973>が後場急上昇している。午前11時30分ごろに発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高1551億9500万円(前年同期比8.8%増)、営業利益62億2400万円(同34.1%増)、純利益36億円(同33.4%増)と大幅増益となったことが好感されている。通信事業者の投資抑制が厳しさを増したものの、製造業や公共向けが拡大したほか、官公庁や海外向け大型案件の受注も寄与した。
24年3月期通期業績予想は、売上高を3400億円から3500億円(前期比9.1%増)へ上方修正した。上期において、想定に織り込んでいなかった官公庁向けの大型受注を獲得したことが要因という。ただ、同プロジェクトは機器提供が中心となり利益貢献が軽微であることから、営業利益240億円(同5.5%増)、純利益140億円(同1.4%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース