UTグループ---2Qは営業利益が43.9%増、マニュファクチャリング事業で増収増益
UTグループ<2146>は8日、2019年3月期第2四半期(2018年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比26.8%増の484.83億円、営業利益が同43.9%増の31.26億円、経常利益が同44.2%増の31.24億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同44.0%増の20.40億円となった。
マニュファクチャリング事業では、国内メーカーにおける大規模人数需要の拡大とコンプライアンス意識の高まりを受け、全国トップクラスの規模と高い配属実績を持つ同グループへの受注が続いている。特に、期間工が中心だった自動車関連分野において、全国的な人手不足により人材採用が困難な状況になったことから派遣需要が拡大している。
ソリューション事業では、総合的な人材サービスの提案などにより大手メーカーとの関係強化を進めたことで売上高が増加。一方で、第1四半期に発生した新規立ち上げ費用により、セグメント利益は減少となった。
エンジニアリング事業では、産業界の慢性的なエンジニア人材不足に応えるため、新卒採用に加えて、マニュファクチャリング事業等に所属する製造オペレーターを設計・開発エンジニアへのキャリアチェンジを推進するグループ内転職制度「One UT」により技術職社員を拡充させ、売上高は前期比で大幅に増収となった。また、事業会社の統合による効率化や営業管理の徹底による収益改善施策等により、セグメント利益は大幅に改善した。
2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比22.3%増の1,000.00億円、営業利益が同34.7%増の70.00億円、経常利益が同32.1%増の69.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同26.7%増の44.80億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ
株探ニュース