フロンテオは異色の上昇トレンド構築、AI関連の雄で株式需給面でも先高思惑
FRONTEO<2158>の上昇トレンドが止まらない。時価総額は既に1000億円を超えPERは144倍前後に達しているが、株式需給面で株高誘導材料が多い。浮動株比率は3割前後あるものの、機関投資家とみられる組み入れの動きが観測され実質品薄状態にあり、貸株調達による空売りの買い戻しなども踏み上げに近い形で株価に浮揚力を与えている。ポイントとなるのはビジネスモデルに対する成長期待。人工知能(AI)を活用したリーガルテック事業のほか、AI技術を横展開してライフサイエンス分野なども深耕、ビジネス領域を次第に広げている。きょうは、前日取引終了後に国際的な不正調査案件において、AIを活用した文書レビューツール「KIBIT Automator」を活用することで、レビュー担当者による判断ミスを効率的に検出し、エラー率の大幅な改善を実現したことをリリース、重要文書の見逃しを無作為抽出の約8倍の精度で検出できるというもので、目先はこれが株価の刺激材料となっている。
最終更新日:2021年11月02日 10時20分
株探ニュース