エムスリー急騰、4~6月期のトップラインの伸び顕著で買い戻し誘発
エムスリー<2413>が急騰、一時11%を超える上昇で4000円台を大きく回復した。同社は医薬品情報サービスや医薬従事者向け会員制サイトなどを運営し、製薬マーケティング支援業務が収益の柱となっている。27日取引終了後に発表した22年4~6月期決算は営業利益が前年同期比24%減の186億9500万円と減少したが、一方で売上高の伸びが顕著で同23%増の569億9600万円となった。営業利益の減少は想定内でネガティブ視されず、トップラインを評価する買いが流入した。株式需給面では直近信用倍率が6.58倍と大幅に買い長ながら、株価が底値圏にあることで機関投資家の貸株調達による空売りの買い戻しなども押し上げ効果をもたらしたとみられる。
株探ニュース