シダーが年初来高値更新、既存施設の稼働率上昇で第1四半期営業損益が大幅改善
シダー<2435>が大幅高で一時、前日比26.0%高の271円に買われ、年初来高値を更新した。6日の取引終了後、第1四半期(4~6月)連結決算を発表しており、売上高38億900万円(前年同期比4.9%増)、営業損益2億4400万円の黒字(前年同期3900万円の赤字)、最終損益1億2300万円の黒字(同1億200万円の赤字)となり、営業損益が黒字転換したことが好感されている。
ケアプランセンター1施設を新規開設したほか、既存施設の稼働率を上昇させるための新規利用者の獲得とサービスの向上が奏功した。一方で、介護職員にかかる人件費が増加するなど売上原価が上昇したものの、増収効果に加えて管理部門の諸経費を抑制し効率的な運営に取り込んだことで、営業損益が大幅に改善した。なお、21年3月期通期の業績予想は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を適正かつ合理的に算定することが困難であるとして、引き続き未定としている。
株探ニュース