ぐるなびがカイ気配スタート、楽天と資本・業務提携
ぐるなび<2440>がカイ気配スタートとなっている。30日の取引終了後、楽天<4755>と資本・業務提携契約を締結すると発表したことが好感されている。滝久雄会長が保有する株式の一部である467万7600株を8月22日付で約40億円で譲渡するとしており、これにより楽天はぐるなび発行済み株数の9.60%を保有する第2位株主になる予定だ。
今回の提携は、飲食店の予約サービスにおける提携をより強化するのが狙い。両社は今年5月、楽天が運営するグルメ情報サイト「Rakoo(ラク―)」の新規加盟店開拓において提携することで合意しているが、資本・業務提携を機にぐるなび会員と楽天会員のIDやポイントプログラム(ぐるなびポイント、楽天スーパーポイント)の連携を進めるとしている。
同時にぐるなびは、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を157億円から160億円(前年同期比8.9%減)へ、営業利益を4億円から7億円(同75.2%減)へ、純利益を2億8000万円から4億9000万円(同74.6%減)へ上方修正しており、これも好材料視されているようだ。
第1四半期において、ネット予約手数料売り上げが計画を上回ったことや、プロモーション事業の売り上げが前倒しで発生したことが要因という。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高82億900万円(前年同期比6.6%減)、営業利益5億9800万円(同57.3%減)、最終利益4億円(同58.1%減)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース