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CDG Research Memo(8):2025年12月期に売上高150億円、営業利益11億円を目指す(2)

特集
2024年3月27日 15時38分

■今後の見通し

(4) 人財戦略

人財戦略については、複合型案件の増加に対応すべくプロジェクトマネジメント力を磨き、生産性・組織力の向上を図る。CDG<2487>は「価値創造の源泉は人財」であるとの考えの下、個人の自己実現と組織の目的の両立を重視している。また、社会への価値創造活動を継続的に最大化させる仕組みを創ることを基本理念として掲げており、以下の4点の重要施策に取り組み、中長期的な企業価値向上を目指す。

a) 次世代リーダー育成

マネジメントの仕組みを進化させ、教育・研修制度のさらなる充実により人財・組織を強化する。

b) エンゲージメント向上

健康経営や働きがいのある職場環境づくりに取り組み、DXやデータ活用によるエンゲージメント指数の可視化によって、エンゲージメント向上を図っていく。

c) 女性管理職比率の向上

個人が能力を発揮できるダイバーシティの推進を積極化する。多様な働き方に対応するため制度のさらなる充実を図り、女性管理職比率の当面の目標を30%として、その達成を目指す(2023年12月末時点26.0%)

d) 人的資本経営の推進

全社戦略と人財戦略の融合に向けた整備を進めるとともに、キャリア実現のためのスキルの可視化と活用を推進する。

(5) CLグループとの協業によるシナジー

CLグループとの協業については2019年の資本業務提携以降、定期的にミーティングを開催しながら進めてきた。特に、CLホールディングス傘下のレッグスはSPを主力事業とする同業者で、アニメ、キャラクター、映画、音楽、ゲーム等のいわゆるエンタメ・コンテンツを使ったSPに定評があり、販促グッズの企画・製作から、エンタメ・コンテンツを活用したマーケティング支援サービス及び物販事業等を展開している。同社は、CLグループとして以下の4つのコアコンピタンスを融合することでシナジーを高め、さらなる事業拡大と企業価値の向上を目指す。

a) IPコンテンツ調達力&展開力

IPの発掘・育成に強みを持つレッグスと同社がそれぞれに持つ資産やノウハウを活用・共有化することで、顧客ニーズに合わせた多様な施策並びにサービス展開がグループで可能となり、新規案件や新規クライアント、リテール網の獲得が進む可能性がある。また、版元に対しては両社の協業によって、単独で交渉するよりも有利な条件で契約が可能となり、コスト競争力の強化につながる効果が期待できる。

b) プラットフォーム展開力

グループ内で持つ流通プラットフォームを生かし、顧客企業のニーズに最適なプラットフォームの活用で、売上の最大化を図る。例えば、コンビニエンスストアに関しては同社とレッグスで大手3社をカバーしており、顧客ニーズに合わせたプロモーション施策の提案が可能となる。また、流通プラットフォームとして、ドラッグストアやディスカウントストア市場で開拓余地があり、これらプラットフォームを広げられれば、成長余地も一段と拡大できる。

c) 商品&サービスの拡大と品質力強化

レッグスとの協業により、IP物販での新商品や新サービス等の展開が期待される。また、品質管理についても両社で品質基準を統一化し、中国サプライヤーなどから共同仕入れによって調達・物流コストを削減する取り組みを検討している。また、環境問題への取り組みに関してもエコ商材の提案や廃棄処分する在庫のリサイクル等に関してグループでバリューチェーンを構築する考えだ。

d) デジタル活用力

SNSやデジタルプロモーション、データ分析など両社が蓄積してきたノウハウを活用した新たなプロモーション手法の創出が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HH》

提供:フィスコ

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