中国ETFが軒並み急落、強烈なモメンタム相場の巻き戻しが顕在化
MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信<2530>が5万5040円でストップ安ウリ気配に張り付いているほか、NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信<1309>も大量の売り注文に値が付かず、気配値のまま値幅制限いっぱいまで水準を切り下げている。このほか、上場インデックスファンド中国A株(パンダ)E Fund CSI300<1322>が20%を超える急落をみせるなど、中国ETFが軒並み急落している。中国政府の相次ぐ景気刺激策などを好感し、9月下旬に中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などが急騰したが、前日まで上海株市場は国慶節の休日に伴い約1週間にわたり休場が続いていた。その間に中国ETFが前例のない急騰を演じており、休場明けの中国株の動向が注目される状況にあった。きょうは、上海総合指数は一時10%を超える急伸をみせたが、その後は急速に伸び悩んでいる。香港ハンセン指数は7%近い下落をみせており、思惑先行で買い上がった中国ETFもその反動が顕在化、売りが売りを呼ぶ展開を余儀なくされた形だ。
最終更新日:2024年10月08日 12時36分
株探ニュース