アダストリアが大幅続落、値下げ率上昇響き第3四半期営業利益は49%減
アダストリア<2685>が大幅続落となっている。28日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算が、売上高1632億6900万円(前年同期比9.6%増)、営業利益68億9000万円(同49.5%減)、純利益65億9400万円(同41.0%減)と大幅営業減益となったことが嫌気されている。
国内売上高が前年同期比3.6%増と堅調に推移したことに加えて、第1四半期に実施したアリシアによる「ページボーイ」などのブランド事業承継や、米ベルベット社の連結子会社化が寄与し売上高は増加した。ただ、在庫消化を進めたことで値下げ率が上昇し粗利率が低下したほか、主力ブランドの広告宣伝の強化や東京本部オフィス移転、システムの基盤整備などの費用が膨らみ、営業減益を余儀なくされた。
なお、18年2月期通期業績予想は、売上高2305億円(前期比13.2%増)、営業利益135億円(同9.5%減)、純利益110億円(同5.0%減)の従来見通しを据え置いている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース