パレモ・HDが動意含み、リストラ効果発現で中計が示す事業再構築にも期待
パレモ・ホールディングス<2778>が動意含み。株価は5日移動平均線を絡め上値指向にあり、7月1日につけた年初来高値227円奪回を視界に捉えている。同社は女性層を対象としたアパレルや雑貨をチェーン展開している。西松屋チェーン<7545>が17%超の株式を保有する筆頭株主で協業関係を築いている。
業績はリストラ効果により、収益体質の改善が進んでおり、22年5月期第1四半期(3~5月)は営業損益が1億7200万円の黒字(前期実績は2億4600万円の赤字)と改善色を強めている。通期計画の営業利益3億5000万円に対する進捗率も第1四半期時点でほぼ5割に達し、通期見通しの上振れも視野に入る。更に、今期を初年度とする中期経営計画では事業の構造改革に着手、来々期にあたる25年2月期に営業利益9億円を目指しており、時価200円台前半は見直し余地が大きいとの見方が浮上している。
株探ニュース