キッコマンに人気集中、しょうゆの海外販売好調で4~6月期営業利益6割増
キッコーマン<2801>は大口の買い注文に商いが成立せず、気配値で水準を切り上げる展開。前日は全体波乱相場に流されて16.5%安と急落を余儀なくされたが、きょうは一転して一気に切り返す動きをみせている。同社が5日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4~6月)決算は営業利益が前年同期比60%増の214億7400万円と大幅な伸びを達成した。同社は売り上げの8割近くを海外で占めているが、北米や欧州を中心にしょうゆの販売が好調に推移しており、為替の円安効果も寄与して収益を押し上げている。25年3月期通期の営業利益予想は従来見通しを据え置いているが、進捗率から上振れる可能性もあり、見直し買いを呼び込んでいる。
株探ニュース