水産・食品株への買い目立つ、内需でインフレ圧力に強い業態として見直し進む
味の素<2802>、キユーピー<2809>、ハウス食品グループ本社<2810>などをはじめ食品株が軒並み高、また、ニッスイ<1332>などの水産株への投資資金流入も顕著で、業種別騰落では水産が値上がり率首位、食料品も値上がり率上位3傑に入る人気となっている(午前9時50分現在)。ここ日経平均はジリ高基調を強めているが、主力セクターである半導体関連株などへの買いは限定的となっている。一方で、内需系でインバウンド特需の恩恵も受けやすい食品セクター周辺は買いポジションを増やす動きが強まっている。インフレ圧力が日本国内でも顕在化しているが、食品業界はコスト上昇を価格転嫁でこなしやすい業態として、収益面で優位性が指摘される。
株探ニュース