日食品が急伸、阪大と共同で海洋で生分解する高強度プラスチックシートを開発
日本食品化工<2892>が急伸している。大阪大学が5日、同大大学院工学研究科の麻生隆彬准教授及び宇山浩教授らの研究グループが同社と共同で、海洋で生分解する高強度プラスチックシートを開発したと発表しており、これが好感されている。
でんぷんやセルロースなど身近なバイオマスの巧みな組み合わせで開発したとしており、独自技術によりでんぷんにセルロースを複合化させることで、でんぷんの耐水性が大幅に向上し、得られたシート複合材料は優れた耐水性と高い強度を示したという。また、海水中で高い生分解性を示したとしており、海洋ごみ問題が地球規模の脅威になりつつあるなか、海洋プラスチック問題の切り札として期待できるとしている。
株探ニュース