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RIZAPーG Research Memo(3):BMP導入によるLTV上昇などでボディメイク事業の成長が続く

特集
2018年3月19日 15時53分

■業績動向

2. RIZAPボディメイク事業の動向

ボディメイク事業は、単に好調なだけでなく、依然として成長が続いている。2017年12月19日付の前回レポートで詳述したとおり、RIZAPグループ<2928>はボディメイク事業の収益構造のストックモデルへの転換を狙い、ボディマネジメントプログラム(BMP)を導入した。

BMPのポイントは、スタンダードプログラム(通常は2ヶ月間)を終了した会員に対して、29,800円/月の料金で施設のフリー利用や食事指導、リバウンド保険などのサービスを提供するもので、同社がかねて目指してきたLTV(ライフタイムバリュー:生涯売上高)の増大が期待されるサービスと言える。1,000人の新規会員について一定の仮定の下に行った試算では、通常プログラムで完了した場合に比べてBMP導入の場合の売上高は約3.4倍になるという結果が得られている(前回レポート、もしくは同社の決算説明会資料を参照)。

このBMPの申し込み率は、2017年7月のローンチ以来、毎月右肩上がりで推移しており、2017年12月には84.8%に達した。

ボディメイク事業の成長源としてもう1つ重要なポイントは、生産性向上だ。生産性向上もまた従来から継続的に取り組んできた課題であるが、その数値の改善ペースが持続している点が同事業の収益拡大につながっている。生産性向上についての代表的なKPI(重要経営評価指標)にトレーナー1人当たり売上高がある。2017年12月のそれは前年同月の1.3倍に上昇した。これは1店舗当たり売上高にも反映され、2017年12月の数値は前年同月の1.2倍となった。

一方で同社は、RIZAP店舗数の増加にも積極的に取り組み、RIZAP関連事業の店舗数は2016年12月末の108店から2017年12月の148店へと、40店舗増加した。この中にはGOLFやENGLISHの店舗の増加も含まれるが、増加の中心はボディメイク事業だ。当初はサテライト(小型店舗)業態で開設した店舗については、需要の増大に対応して、ブース数を拡大して店舗の大型化を進めた。1店舗当たりの売上高(縦軸)の拡大と店舗数(横軸)の拡大によって、売上高(面積)の拡大につながっている、というのが今のボディメイクの状況だ。

前回のレポートでは、ボディメイク事業に関する注目すべき取り組みとして、「1,000万人健康宣言」のもと、“1対n(多数)”型ビジネスモデルの展開を紹介した。具体的には、法人向けサービスや自治体連携の取り組みであるが、これらは着実に顧客数を拡大しつつあるもようだ。法人向け売上高は、2017年10月-12月期の売上高が、2017年4月-6月期比で1.6倍に増加した。今後も更なる拡大が見込まれており、一定の規模に達した時点で進捗状況の詳細が公表されると弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

提供:フィスコ

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