ジェイフロが続急落し年初来安値更新、ウエルシアとアマゾンの連携報道も重荷に
ジェイフロンティア<2934>が続急落し、年初来安値を更新した。一部の広告売上取引における不適切会計処理の問題に関し、特別調査委員会を設置すると発表したことを受け、前週末19日の同社株はストップ安に売られた。更に日本経済新聞電子版が22日、「アマゾンジャパン(東京・目黒)が2024年内にもドラッグストア最大手のウエルシアホールディングス(HD)などと連携し、処方薬のネット販売を始める」と報道。「アマゾンのスマートフォンアプリなどで処方箋を登録して購入手続きをすると、アマゾンの配送網で薬を届ける」としている。ジェイフロは医療機関・薬局向けオンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU」を展開し、6月にはウエルシアホールディングス<3141>傘下のウエルシア薬局への採用も発表しているが、アマゾンと日本のドラッグストア最大手との連携により処方薬配送サービスの競争環境が一段と厳しくなるとの懸念が広がる形となり、売り圧力を高める方向に作用したようだ。
株探ニュース