2970東証S信用
業種 不動産業

グッドライフカンパニー 株価材料ニュース

2,151
-45
-2.05%
業績
(13:17)
PTS

(ー)
株価は15分ディレイ

今年前半の【急騰】材料株 ベスト50 <GW特集>

特集
2024年5月4日 9時00分

2024年前半の株式市場は米国をはじめ、ドイツ、フランス、イギリス、インドなど過去最高値を更新する国が相次ぐ中、国内では日経平均株価が年初から快進撃を続けた。デフレ脱却や低PBR改善に対する期待に加え、米景気のソフトランディングへの思惑やAI(人工知能) 半導体関連ブームの波にも乗り、2月22日に1989年12月末につけた終値ベースの史上最高値(3万8915円)を更新。その勢いは止まらず、3月4日に4万円大台を突破すると、22日には4万1087円まで上値を伸ばした。

ただ、その後は米国の早期利下げ観測の後退や中東情勢の緊迫化に伴う地政学リスクの高まりなどを受けて急失速。4月19日に3万6733円(最高値から10.6%下落)まで調整を強いられた。世界の株式市場は足もとで値動きの荒い展開が続いており、4月は日経平均株価が前日比で500円以上動いた日が7日に上った。

今回はこのような相場環境のなかで、今年前半に株価が大きく値上がりした銘柄に注目し、上昇率ベスト50を取り上げた。下表では、5月2日終値の昨年12月29日終値に対する上昇率が大きい順に並べ、その上昇の主因を記した。

値上がり率トップに輝いたのは、AIを活用した販促支援事業を展開するデータセクション <3905> [東証G]。画像処理半導体(GPU)大手エヌビディア<NVDA>を中心とする米国発のAI相場が繰り広げられる中、同社はAI関連の中低位株として1月から人気を集めた。そして、4月に入って9日に「先端AIデータイノベーション研究所」の設立、14日に米サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>との業務提携を相次ぎ発表。これが材料視されると株価は9日から驚異の6日連続ストップ高を記録し、16日には昨年末比9.1倍の3140円に跳ね上がった。その後は調整局面に入ったものの、直近では再び動意をみせている。

選出リストには、今年前半に大きな話題を集めた 生成AIや半導体に絡む銘柄が目立つ。5位に入った三井住友系システム開発会社のさくらケーシーエス <4761> [東証S]は、生成AI市場の拡大で増設需要が旺盛な データセンター関連株として3月末に物色人気化。更に、米マイクロソフト<MSFT>が日本でAI向けデータセンターの拡充を目的に約4400億円を投資する計画が伝わると、4月10日から連日ストップ高に買われるなど急騰し、株価はわずか5営業日で2.1倍化を記録した。

12位のさくらインターネット <3778> [東証P]は政府クラウドの提供事業者への選定やエヌビディアとの連携などを背景とした株高の流れが続いていたが、3月に入るとAIサーバー需要の急増を追い風に上げ足を強め、7日に昨年末から5倍の1万0980円に変貌を遂げた。また、24位のトリプルアイズ <5026> [東証G]は4月12日に発表した24年8月期上期の決算が評価されたほか、同26日にグループ会社のゼロフィールドが米ワシントン州のデータセンターを増設すると発表したことなどもポジティブ視された。

データセンターの増設・稼働によって膨大な電力消費が見込まれることから電力会社にも投資資金が流入した。なかでも、37位の北海道電力 <9509> [東証P]は日の丸半導体会社ラピダスへの政府による大規模追加支援が発表されたことも刺激材料となり、4月23日に昨年末比2.1倍の1303円まで上値を伸ばしている。

これから需要回復が見込まれる半導体関連セクターでは、半導体計測器具のプローブカードを主力とする日本マイクロニクス <6871> [東証P]、半導体ウエハー搬送装置大手のローツェ <6323> [東証P]、半導体設計で最先端分野に展開するソシオネクスト <6526> [東証P]がリスト入りを果たした。

このほか、東証による低PBRの改善要請や新NISA(少額投資非課税制度)の開始などを背景に、株主還元を強化する企業も注目を集めた。8位のデュアルタップ <3469> [東証S]と16位の日本エコシステム <9249> [東証S]は株主優待制度の新設を発表し、いずれも3日連続ストップ高の急騰劇を演じたほか、配当性向100%の方針を打ち出した23位のブロードマインド <7343> [東証G]、配当性向70%以上の目標を掲げた32位のアイティメディア <2148> [東証P]なども脚光を浴びた。

また、急騰材料株リストの常連である好業績組からはフジクラ <5803> [東証P]、放電精密加工研究所 <6469> [東証S]、三井E&S <7003> [東証P]など例年通り多くの銘柄がランクイン。足もとで本格化している3月期決算企業などの決算発表はゴールデンウイーク明けに佳境を迎える。業績に対する感応度が高まっており、全体相場の行方も左右する企業収益の動向から目が離せない状況がしばらく続きそうだ。

●今年の株価上昇率ランキング【ベスト50】

※5月2日終値の昨年12月29日終値に対する上昇率

(株式分割などを考慮した修正株価で算出)

―― 対象銘柄数:4,266銘柄 ――

(今年の新規上場銘柄、地方銘柄は除く)

銘柄名    市場  上昇率(%) 株価  個別ニュース/決算速報/テーマ

1. <3905> データセク  東証G   575  2321  『先端AIデータイノベーション研究所』を設立 (04/10)

2. <2743> ピクセル   東証S   487   223  データセンター関連

3. <3260> エスポア   名証N   310  2401  新たに時間貸し駐車場事業を開始 (03/08)

4. <2330> フォーサイド 東証S   297   270  今期経常は2.9倍増益へ (02/13)

5. <4761> さくらKCS 東証S   203  2678  データセンター需要増大で成長期待 (03/29)

6. <5216> 倉元     東証S   191   259  今期最終は黒字浮上へ (02/14)

7. <5595> QPS研究所 東証G   171  3440  防衛省から大型受注を獲得 (03/04)

8. <3469> デュアルT  東証S   171  1100  24年6月末株主から株主優待制度を新設へ (04/09)

9. <6659> メディアL  東証S   168   102  スカパーJがIPゲートウェイ『Xscend』を採用 (04/05)

10. <9704> アゴーラHG 東証S   161   60  前期経常が一転赤字で下振れ着地・今期は黒字浮上へ (02/14)

11. <5803> フジクラ   東証P   156 2779.5  24年3月期業績及び配当予想を上方修正 (02/09)

12. <3778> さくらネット 東証P   150  5520  AIサーバー需要の急増が強力な追い風に (03/04)

13. <6469> 放電精密   東証S   140  1277  25年2月期営業6割増益で強気の中計も評価 (04/10)

14. <7003> 三井E&S  東証P   132  1638  再度の業績上方修正を発表 (02/15)

15. <9099> C&Fロジ  東証P   126  3275  今期配当を5円増額修正 (03/15)

16. <9249> エコシステム 東証S   126  3910  株主優待制度新設で利回り妙味高まる (01/22)

17. <7069> サイバーバズ 東証G   124  2737  24年9月期第1四半期の営業利益3.5倍、進捗率60.4% (02/15)

18. <9343> アイビス   東証G   118  3400  今期経常は2.2倍増で4期連続最高益、16円増配へ (02/13)

19. <5246> エレメンツ  東証G   117   746  オンライン本人確認サービスの累計本人確認件数が4000万件突破 (02/07)

20. <2970> グッドライフ 東証S   115  3310  今期経常は50%増で2期連続最高益更新へ (02/14)

21. <4107> 伊勢化    東証S   115  18440  今期過去最高見通しと増配を好感 (02/08)

22. <9235> 売れるネット 東証G   101  1794  運用型広告のグルプスなどの完全子会社化を発表 (02/07)

23. <7343> Bマインド  東証G   101  2082  27年3月期まで配当性向100%の目標をポジティブ視 (03/06)

24. <5026> トリプルアイ 東証G   101  1338  AIソリューション成長で2月中間期は経常黒字転換 (04/12)

25. <9055> アルプス物流 東証P   99.9  3320  アルプスアルの保有株巡り「売却プロセス進行中」と伝わる (02/29)

26. <6871> 日本マイクロ 東証P   99.2  7310  需要拡大背景に米系証券では目標株価1万円に上げ (02/21)

27. <8746> 第一商品   東証S   96.5   169  4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・10-12月期は赤字縮小 (02/14)

28. <8022> ミズノ    東証P   95.4  7680  バリュエーション割安として国内証券が買い推奨 (04/08)

29. <6323> ローツェ   東証P   92.4  28970  今期最高益見通しや株式分割を好感 (04/12)

30. <1980> ダイダン   東証P   91.4  2727  前期経常を5%上方修正、配当も3円増額 (04/26)

31. <6276> シリウスV  東証S   90.8   666  今期経常は2.2倍増益へ (02/14)

32. <2148> ITメディア 東証P   89.9  1857  配当性向70%以上の新方針掲げ大幅増配 (02/01)

33. <7886> ヤマト・イン 東証S   88.5  1661 

34. <5535> ミガロHD  東証P   88.5  2678  DXYZとユアサ商事グループが顔認証プラットフォーム『FreeiD』の販売店契約を締結 (04/22)

35. <9960> 東テク    東証P   88.2  2992  今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額 (01/31)

36. <3996> サインポスト 東証S   87.5   705  TTGの無人決済システムが三越伊勢丹の社内売店に導入 (03/27)

37. <9509> 北海電    東証P   86.8  1167  北海電など電力株の異彩高続く、柏崎刈羽原発の核燃料装填に向け思惑高まる (04/15)

38. <6526> ソシオネクス 東証P   83.9  4707  中長期見通し改善として米系証券が格上げ (04/04)

39. <3498> 霞ヶ関C   東証P   81.4  16250  仕入れ加速が顕著として国内証券が目標株価引き上げ (04/09)

40. <3744> サイオス   東証S   80.5   621  今期経常は黒字浮上、5円増配へ (02/08)

41. <4813> ACCESS 東証P   79.2  1489  前期経常が上振れ着地・今期は黒字浮上へ (03/15)

42. <9629> PCA    東証P   78.8  2011  前期業績の計画上振れと今期増益・増配予想を好感 (04/26)

43. <6239> ナガオカ   東証S   78.7  1839  今期配当を7円増額修正 (03/12)

44. <2173> 博展     東証G   77.8   626  前期経常を49%上方修正、配当も7円増額 (02/09)

45. <7066> ピアズ    東証G   77.6   998  10-12月期(1Q)経常は87%増益で着地 (02/13)

46. <5892> ユトリ    東証G   76.0  2024  シティ系ブランドの新作イベント開催発表を材料視 (04/18)

47. <2776> 新都HD   東証S   75.4   114  金属リサイクル事業の北山商事を簡易株式交付により子会社化へ (04/19)

48. <7090> リグア    東証G   75.0  2226 

49. <1773> YTL    東証P   74.1   101 

50. <4261> アジアQ   東証G   74.0  2741  今期経常は29%増で2期ぶり最高益更新へ (02/13)

★4月30日~5月6日に「ゴールデンウイーク特集」などを一挙、“35本”配信します。ご期待ください。

→→ 「ゴールデンウイーク特集」の記事一覧をみる

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる