ラクーンHDが大幅続落、第3四半期営業利益は34%増も材料出尽くし
ラクーンホールディングス<3031>は大幅続落。5日取引終了後、20年4月期第3四半期累計(19年5月~20年1月)の連結業績を発表。売上高25億3100万円(前年同期比17.0%増)、営業利益5億2700万円(同33.8%増)、純利益3億3800万円(同42.3%増)と増収増益となったものの、全般相場の下落に加えて、目先の材料出尽くし感が強まっている。
主力のEC事業で、「スーパーデリバリー」が新規会員小売店舗数の増加もあって、国内流通額が増加したほか、新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴うマスクの需要急増による海外流通額の拡大もあり順調に推移した。またフィナンシャル事業で、BtoB掛け売り代行サービスの「Paid(ペイド)」が伸長したことに加え、「T&G売掛保証」「URIHO」など売掛保証サービスも販売チャネルの拡大が奏功した。
なお、通期業績見通しは、売上高34億5000万円(前期比15.8%増)、営業利益6億7000万円(同22.1%増)、純利益4億2500万円(同12.0%増)の従来予想を据え置いた。
株探ニュース