三越伊勢丹など百貨店株が安い、訪日外国人の消費拡大一服に警戒感
三越伊勢丹ホールディングス<3099>が大幅安となっているほか、J.フロント リテイリング<3086>、近鉄百貨店<8244>、松屋<8237>など百貨店株の下落が目立っている。中国の中間層による購買意欲の停滞などを背景に、高級品市場の伸びが低調になるとの見方が広がっている。きょうの引け後には5月の訪日外客数の公表を控えているが、百貨店株に関しては、いったん買い持ち高を圧縮する目的の売りが優勢となっているようだ。ロイター通信によると、コンサルタント会社のベイン・アンド・カンパニーは、個人向け高級品の2024年の全世界の売上高の伸び率が前年比で横ばいから4%増になる見通しを発表したという。
株探ニュース