トレファクが大幅続落、9~11月期2ケタ営業減益
トレジャー・ファクトリー<3093>が大幅続落している。前週末10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年3~11月)連結決算は、売上高140億6100万円(前年同期比8.1%増)、営業利益7億1500万円(同11.1%増)、純利益5億2700万円(同19.2%増)と2ケタ増益となったものの、9~1月期では16.2%営業減益となっており、これが嫌気されている。
第3四半期累計では、1点当たり単価の向上により、主力カテゴリーである衣料や生活家電の売り上げが増加したことが寄与した。ただ、第3四半期に入り台風上陸による首都圏店舗の臨時休業や気温の高い日が長引いたことによる秋冬衣料の不調などがあり、既存店売上高は同1.9%減となっており、これが直近四半期の営業利益を押し下げた。
なお、20年2月期通期業績予想は、売上高197億4100万円(前期比11.3%増)、営業利益9億900万円(同0.4%増)、純利益6億2600万円(同10.8%増)の従来見通しを据え置いているが、期末配当は8円から9円へ上方修正し、年間配当は18円(従来予想17円)を予定している。
同時に発表した12月度の月次売上概況(単体)は、既存店売上高が前年同月比3.8%減と3カ月連続で前年実績を下回った。気温が高く推移したことや土曜が1日少なかったことが響き、衣類や季節家電などの販売が低調だった。
株探ニュース