シンデンハイは急反落、22年3月期業績及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感
シンデン・ハイテックス<3131>は急反落している。9日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を364億円から426億円(前期比13.2%減)へ、営業利益を8億7000万円から12億5000万円(同52.5%増)へ、純利益を5億4000万円から7億円(同40.7%増)へ上方修正し、あわせて80円を予定していた期末一括配当予想を103円(前期75円)に引き上げると発表したが、株価は前日に年初来高値を更新するなど直近で上昇基調にあり、目先の材料出尽くし感からこの日は売りが先行している。
半導体をはじめとする各種商材の需要が旺盛で価格も上昇していることに加えて、比較的利益率の高いシステム製品分野の販売が順調に推移していることが要因。また、遅延していた家庭用蓄電システム向けバッテリービジネスが再開したことも貢献する。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高222億3200万円(前年同期比6.5%減)、営業利益7億8700万円(同2.1倍)、純利益4億9400万円(同76.8%増)だった。
株探ニュース