Gオイスターが一時S高、初配当10円実施方針をポジティブ視
ゼネラル・オイスター<3224>が急伸し、一時ストップ高の水準となる前営業日比100円高の683円に買われた。同社は24日の取引終了後、25年3月期において初配当10円を実施すると発表した。また、今後は連結配当性向30%を基準としつつ、短期的に利益変動の大きな局面があった場合においても10円を目安として配当を行う方針を示した。株主還元姿勢を好感した買いが入ったようだ。
資本金の減少を通じて配当原資を利益剰余金とするか、潤沢な資本剰余金とするかについては現時点では決定していない。業績が好調に推移していることから、配当予想とした10円よりも増額が見込まれる状況にはあるものの、決算確定前で具体的な金額の明示は困難とし、配当予想に変更があった場合には速やかに開示するとした。同社は今年9月末時点で利益剰余金がマイナスとなっている。
あわせて同社は阪和興業<8078>との資本・業務提携の解消についても開示した。水産加工などの協力関係の強化が狙いだったが、想定していた相乗効果を生み出すことができなかったという。阪和興が保有するGオイスター株11万2000株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.78%)については、市場外の相対取引で石原一樹弁護士に売却する予定。資本提携に伴う新株発行で当時調達した資金のうち、未充当分の2億2900万円に関しては、新規出店や大槌工場の増産対応費用に活用する方針。
株探ニュース