あさひは大幅続落、第3四半期は51%営業増益で配当予想の増額修正発表も材料出尽くし感
あさひ<3333>が大幅続落している。前週末25日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2月21日~11月20日)単独決算が、売上高546億6700万円(前年同期比13.0%増)、営業利益68億8100万円(同50.9%増)、純利益48億4800万円(同54.9%増)となり、営業利益は通期予想を上回る大幅増益となったが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
自転車が社会的に「密」を避けて行動できる移動手段として注目され、通勤・通学などで活用機会が増えたことや、運動不足の解消など健康志向の高まりにより需要が増加したことが追い風となり、スポーツサイクルや電動アシスト自転車、子供用自転車などが伸長した。
また、従来18円を予定していた期末一括配当予想を10円増額して28円にするとあわせて発表した。前期実績に対しては10円の増配となる予定だ。
なお、21年2月期通期業績予想は、売上高660億円(前期比10.3%増)、営業利益60億円(同49.8%増)、純利益36億7300万円(同43.5%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース