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コスモ・バイオ Research Memo(6):2017年12月期減収減益だが利益は計画超で着地

特集
2018年3月19日 17時04分

■業績動向

1. 2017年12月期連結業績概要

2月14日に発表したコスモ・バイオ<3386>の2017年12月期の連結業績は、売上高が2016年12月期比4.8%減の7,068百万円、営業利益が同62.5%減の193百万円、経常利益が同17.8%減の397百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.5%減の237百万円だった。

前回計画(2017年8月4日に修正、期初計画に対して売上高を300百万円減額、営業利益を25百万円増額、経常利益を180百万円増額、親会社株主に帰属する当期純利益を125百万円増額)との比較では、売上高は131百万円下回ったが、営業利益は53百万円、経常利益は37百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は7百万円、それぞれ上回った。

売上高は、2016年12月期に複数の大手仕入先との契約が終了した影響を他製品の拡販でカバーしきれず、計画を下回り減収だった。製品分類別の売上高は、研究用試薬が同6.8%減の4,947百万円(売上構成比70.0%)、機器が同0.5%増の1,981百万円(同28.0%)、臨床検査薬が同4.9%減の139百万円(同2.0%)だった。

営業利益は、売上減少による売上総利益の減少、売上総利益率の低下、札幌事業所開設関連費用の発生、基幹システムの減価償却費や研究開発費などの増加で減益だった。ただし販管費が計画を下回ったため、営業利益は減益だが計画を上回った。平均為替レートは1ドル=112円で、2016年12月期の1ドル=111円に対して若干のドル高・円安だったが、為替差益及び差損はほとんど発生せず、影響は軽微だった。売上総利益は同8.6%減少し、売上総利益率は35.8%で同1.5ポイント低下した。販管費は同3.6%増加し、販管費比率は33.1%で同2.7ポイント上昇した。

経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も減益だが、営業利益に比べて減益幅が小幅だった。営業外収益での投資事業組合運用益143百万円、NEDOからの助成金収入35百万円の計上、及び営業外費用で2016年12月期に計上した為替差損46百万円の一巡が寄与した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《MW》

提供:フィスコ

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