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クリエイト・レストランツ・ホールディングス---3Q売上は回復傾向、単四半期では黒字転換。利益確保のためコスト削減に注力

材料
2021年1月15日 14時05分

クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は14日、2021年2月期第3四半期(20年3月-11月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比43.0%減の567.32億円、営業損失が92.30億円(前年同期は47.86億円の利益)、税引前損失が98.16億円(同45.73億円の利益)、親会社の所有者に帰属する四半期損失が87.79億円(同24.65億円の利益)となった。

なお、第3単四半期では、コスト構造改革の実行が寄与し、黒字転換しており、売上収益が247.00億円、営業利益が5.29億円、税引前利益が3.81億円、四半期利益が3.00億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が3.85億円となっている。

政府の緊急事態宣言を受け、一時休業となる商業施設内にある店舗や繁華街の居酒屋業態等において、多くの店舗が一時休業を余儀なくされた。緊急事態宣言解除後は段階的に営業が再開し、新型コロナウイルス感染症の動向に左右されながらも売上収益は回復傾向にある。また、「Go To キャンペーン」等により、来客数は増加傾向にあったが、一部店舗では営業時間の短縮を引き続き余儀なくされているほか、各店舗において感染拡大防止の観点から座席の間隔を空ける等の社会的距離(ソーシャルディスタンス)の確保に対応した店舗運営が必要となっている。

こうした環境の中、各店舗での新型コロナウイルス感染症の感染防止策を徹底したうえで、「Go To キャンペーン」に積極的に参加し、売上収益の確保を図った。また、コストを極力圧縮することを通じて、利益を確保できるよう、休業店舗の従業員の一時帰休等による人件費削減、家賃の減免交渉、新規投資の抑制等、あらゆる手段を通じて、支出を削減している。また、本社においても、緊急体制に移行し、従業員の一時帰休及びテレワークを実施している。それらに加え、2020年9月1日にはグループ内組織再編を行い、連結子会社5社を2社に合併して、各社の本社業務の効率化を図ったほか、連結子会社であるSFPホールディングス<3198>と、経理・人事事務に関するシェアードサービス子会社を設立し、業務の共通化・標準化によるコスト削減と業務の効率的運用を図っている。

2021年2月期については、同日、業績予想の修正を発表した。売上収益が前期比44.7%減(前回予想比27.4%減)の770.00億円、営業損失が92.00億円、税引前損失が98.00億円、親会社の所有者に帰属する当期損失が84.00億円としている。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の再発出等を受け、営業時間の短縮や臨時休業を実施していることを主因としている。ただ、連結業績予想は現時点で入手可能な情報及び合理的であると判断される一定の前提に基づくものであり、実際の業績は、新型コロナウイルス感染症の影響など様々な要因により大きく異なる可能性があるとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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