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デリカフHD Research Memo(8):エア・ウォーター、ベジテックとの業務提携による協業プロジェクトがスタート

特集
2024年1月9日 16時18分

■今後の見通し

c) エア・ウォーター、ベジテックとの提携

デリカフーズホールディングス<3392>は2023年2月にエア・ウォーター、ベジテックとの3社による業務提携を発表した(エア・ウォーターとは第三者割当による資本業務提携)。エア・ウォーターは北海道での野菜の調達力、畜肉原料の調達力、冷凍野菜をはじめとした多様な加工技術、全国に点在する物流拠点や自社グループでの小売販売網(九州屋)を持つことが特徴で、2023年3月期のアグリ&フーズ事業の売上高は1,520億円である。ベジテックは青果物の専門商社で、仲卸事業を中心に展開しており、小売りや中食向けの販路に強みを持つ。また、カット野菜やフルーツ加工、パッケージ加工事業なども手掛けており、売上規模は2022年3月期で643億円である。

3社合計の売上規模は約2,650億円と青果卸の市場規模約3兆円の約9%を占めることになり、業界最大規模のアグリ連合体となる。今後、3社が保有する強みやノウハウを共有することで、従来以上に効率的な調達、加工、物流、販売を可能とする青果流通プラットフォームの構築を目指し、食料の安全・安心な流通とフードロスの削減、また農業の成長産業化といった社会課題の解決に取り組む方針だ。

協業のテーマとしては、青果物の付加価値向上、鮮度保持技術の共同開発、未利用資源の商品化・資源化のほか、各社が持つ調達機能や物流機能、販売チャネルの共有化などが挙げられる。現在、テーマごとに分科会を定期的に開催し、担当者が協議を進めており、物流や調達についてはすでに地域ごとに実行段階に入っている。同社が持つ野菜の栄養価や機能性等に関する分析評価データベースやエア・ウオーターが持つガス技術を活かした研究など、良好な関係を構築しているようで今後のシナジーが期待される。次期中期経営計画のなかでは、これら協業プロジェクトも盛り込まれると見られ、その内容が注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SO》

提供:フィスコ

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