トリドールが後場マイナスに転じる、第1四半期2ケタ営業減益を嫌気
トリドールホールディングス<3397>が後場急落しマイナスに転じている。午後1時10分後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益が35億1800万円(前年同期比10.2%減)と2ケタ減益となったことが嫌気されている。
本格讃岐うどん専門店の「丸亀製麺」が新商品投入効果もあって好調となったほか、国内その他事業、海外事業ともに伸長し売上高は658億5600万円(同25.1%増)となったが、海外事業の一部店舗の減損や、組織再編などに伴う一過性費用が発生・増加したこと利益を押し下げた。また、国内外子会社の増益に伴い税負担額が増したことに加えて、一部海外子会社で繰延税金資産の見直しに伴い一時的に支払額が増加したことなどにより法人所得税費用も増加した。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高2650億円(前期比14.2%増)、営業利益141億円(同21.1%増)、純利益64億6000万円(同13.8%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース