3479東証G貸借
業種 不動産業

ティーケーピー 株価材料ニュース

1,421
+25
+1.79%
業績
(10:40)
PTS

1,421.3

(10:39)
株価は20分ディレイ

TKP Research Memo(6):大塚家具との業務・資本提携を契機として、新たな空間活用に向けても大きな前進

特集
2018年6月5日 15時36分

■ティーケーピー<3479>の活動実績

1. ハイグレード施設の積極的な出店

2018年2月期は、料飲等売上を伴う高付加価値グレード(上位3グレード)の拠点の増強に取り組んだ。特に、利便性の高い機能的なオフィスビルやランドマークとなるビル及びホテルへの出店を積極的に進めるとともに、国内ネットワークの更なる拡充を図り、高付加価値案件の獲得に結び付けてきた。2018年2月末の拠点数は218拠点(前期末比+14拠点)、会議室数は1,858室(前期末比+106室/同6.1%増)にとどまったが、そのうち上位グレードは1,435室(前期末比+154室/同12.0%増)と順調に伸びている。また、上位グレードの拡充による単価向上や稼働率の高まりを通じて、会議室数の伸び率以上の増収率を実現したところは大きな成果と言える。

2. 直営宿泊研修施設の拡充

注力分野である宿泊施設についても、都市型ビジネスホテル「アジュール竹芝」※1が順調に立ち上がったほか、大型宿泊研修所として「レクトーレ湯河原」(2017年5月から運用開始)及び「レクトーレ葉山」(2018年4月から運用開始)を獲得。また、2017年9月には「ファーストキャビン」※2の第1号店(名古屋)をオープンすると、2017年12月にはアパホテル※3(西葛西)もオープンした。その結果、2018年2月末時点の拠点数は、レクトーレ(5拠点)、石のや、アジュール竹芝、アパホテル(4拠点)、ファーストキャビンの合計12拠点となっており、計画どおりの進捗となっている。

※1 東京都職員共済組合の保有する施設であり、2017年4月より同社が運営を受託。都心型「リゾート研修シティホテル」へのリノベーションを施した上でリニューアルオープンした。既に単月黒字化しているもようであるが、今後はさらに付加価値を高め、宿泊料金の引き上げや客室数の増加により、2~3年かけて軌道(本格的な業績貢献)に乗せる計画である。

※2 2016年3月にファーストキャビンとの資本業務提携により簡易宿泊事業へ参入。「コンパクトホテル」と「会議室」を融合した、同社ならではのハイブリッド施設として展開している。

※3 アパホテル(西葛西)についても想定を上回る稼働率(ほぼ100%)にて順調に立ち上がってきたようだ。

3. 周辺サービスを取り込み(シナジーの発掘)

2017年9月には、メジャースの子会社化によりイベントプロデュース事業へも本格参入した。これまで蓄積してきたハード面の強みや顧客基盤に、メジャースの持つソフト面の強みを融合することで新たな市場を取り込むとともに、既存顧客に対するアップセルを狙う戦略である。

また、2017年11月には大塚家具との業務・資本提携を締結。2018年3月に大塚家具新宿ショールーム内8Fフロアをイベントホール「CIRQ新宿」としてオープンすると、2018年4月には大塚家具仙台ショールーム内7F・8Fフロアを「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」として運用開始し、駅前好立地な商業ビルにおける店舗スペースの有効活用(及びビル全体の最適化)などに取り組んでいる。本件を契機として、これまでのオフィスビルにとどまらない新たな空間活用の可能性を見出した点においては、今後に向けて大きな成果と言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《MW》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる