イチカワ、上期経常を一転47%増益に上方修正、通期も増額
3513イチカワ【連結】
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イチカワ <3513> [東証S] が10月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.5億円→8.3億円(前年同期は5.6億円)に2.4倍上方修正し、一転して47.2%増益見通しとなった。
上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の7.2億円→10億円(前期は10.4億円)に38.9%上方修正し、減益率が31.0%減→4.2%減に縮小する見通しとなった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社グループの主要取引先であります紙パルプ業界の動向は、国内につきましては、衛生用紙の需要は横ばいで推移し...
会社側からの【修正の理由】
当社グループの主要取引先であります紙パルプ業界の動向は、国内につきましては、衛生用紙の需要は横ばいで推移しておりますが、新聞用紙及び印刷情報用紙の需要は、新型コロナウイルス禍以前の水準までは回復に至らず減少傾向が続いており、加えて、板紙の需要も中国経済悪化に伴い減少しております。一方、海外につきましては、早くから市場規模の大きな主要地域に進出し、グローバルな販売体制による積極的な拡販活動展開により、シェア拡大を目指しております。海外市場は、アジア地域において通販市場の拡大に伴う板紙及び衛生用紙の需要があるものの、新聞用紙及び印刷情報用紙は国内と同様に需要の減少傾向が続くと見込まれ、国内市場同様に中国経済の悪化の影響を受け厳しい状況が継続しております。 当第2四半期の連結累計期間の業績につきましては、大手顧客の生産集約により販売製品の需要減少の影響がありましたが、収益性重視の販売への取り組みに注力したことに加え、為替相場が想定以上に円安傾向で推移したことが影響し、連結売上高及び全段階の利益において前回発表予想値を上回る見込みとなりました。以上によりまして、第2四半期連結累計期間の業績予想値を修正するものであります。 通期業績予想数値につきましては、主要取引先であります紙パルプ業界の動向を慎重に見定めていることから、連結売上高は当初予想を据え置きますが、為替相場が当初想定した以上に円安傾向で推移していることや第2四半期連結累計期間の業績動向などを勘案し、全段階の利益につきまして前回発表予想値を修正するものであります。※ 上記予想は、本資料の発表日現在における将来の経営環境予想等の前提に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後種々の要因によって予想数値とは異なる場合があります。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 23.04-09 | 6,600 | 290 | 350 | 260 | 59.3 | 30 | 2023-05-15 |
連結 |
| 新 23.04-09 | 6,860 | 640 | 830 | 580 | 132.2 | 30 | 2023-10-30 |
連結 |
| 修正率 | +3.9 | 2.2倍 | 2.4倍 | 2.2倍 | 2.2倍 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2024.03 | 13,300 | 610 | 720 | 410 | 93.2 | 60 | 2023-05-15 |
連結 |
| 新 2024.03 | 13,300 | 700 | 1,000 | 600 | 136.4 | 60 | 2023-10-30 |
連結 |
| 修正率 | 0.0 | +14.8 | +38.9 | +46.3 | +46.3 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 22.04-09 | 6,515 | 330 | 564 | 450 | 98.5 | 30 | 2022-10-31 |
連結 |
| 予 23.04-09 | 6,860 | 640 | 830 | 580 | 132.2 | 30 | 2023-10-30 |
連結 |
| 前年同期比 | +5.3 | +93.9 | +47.2 | +28.9 | +34.3 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022.03 | 12,355 | 531 | 758 | 523 | 114.5 | 60 | 2022-05-13 |
連結 |
| 2023.03 | 13,344 | 800 | 1,044 | 833 | 182.1 | 70 | 2023-05-15 |
連結 |
| 予 2024.03 | 13,300 | 700 | 1,000 | 600 | 136.4 | 60 | 2023-10-30 |
連結 |
| 前期比 | -0.3 | -12.5 | -4.2 | -28.0 | -25.1 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。